下浦貴敬が初脚本・演出、嘘を食べて生きる魔女めぐる「魔女の嘘と月の心音」

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舞台「魔女の嘘と月の心音」が1月16日から18日まで東京・シアターΧにて上演される。

舞台「魔女の嘘と月の心音」ビジュアル

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これは下浦貴敬が脚本・演出を手がける作品。ここでは日が暮れると月と共に魔女が現れる。彼女は「嘘を食べて生きている」と言い……。上演に向けて下浦は「長く演劇の世界に身を置いてきましたが、作・演出として作品を手がけるのは今回が初めてとなります。ありがたいことに日々さまざまな仕事に恵まれていますが、それは“つくりたいもの”が次々と生まれてくるからだと思っています」「初めての作・演出。怖さもあります。でもそれ以上に、この作品と正面から向き合えることに、胸が震えるほどの高揚があります。信じてついてきてくれる俳優たちがいて、最高の景色をともに見たいスタッフたちがいて、ようやく“挑戦する勇気”が整いました」とコメント。

また出演者には田中良子村田洋二郎相澤莉多飯窪春菜が名を連ねた。下浦のコメント全文とキャストのコメントは以下の通り。

下浦貴敬コメント

長く演劇の世界に身を置いてきましたが、作・演出として作品を手がけるのは今回が初めてとなります。
ありがたいことに日々さまざまな仕事に恵まれていますが、それは“つくりたいもの”が次々と生まれてくるからだと思っています。
その中でも、「いま、この瞬間に挑むべきだ」と感じたのが「魔女の嘘と月の心音」でした。
演劇は“嘘”を扱う仕事です。
人がつくる言葉も、物語も、感情も――その多くは、本当と嘘のあいだに浮かぶ、曖昧で美しいものです。
だからこそ、“どんな嘘なら人を救えるのか”“どんな物語なら誰かの心を動かせるのか”という問いが、常に頭から離れませんでした。
本作を通して、その問いに対するひとつの答えを探していきたいと思っています。
初めての作・演出。怖さもあります。
でもそれ以上に、この作品と正面から向き合えることに、胸が震えるほどの高揚があります。
信じてついてきてくれる俳優たちがいて、最高の景色をともに見たいスタッフたちがいて、
ようやく“挑戦する勇気”が整いました。
劇場という唯一無二の空間でしか生まれない、真実と嘘が交錯する一瞬を、
ぜひ体験していただければ幸いです。

田中良子コメント

作品と向き合う時「これは挑戦だ」と感じない事はないんです。どんなに長く続けて来ても、私はこわい。演劇は嘘と本当が混ざりあっているから。楽しむとか喜びより前に、恐怖がやってくる。その中でも今回は格別。下浦氏が作品をつくる。物語を描く。どこまで現在地に満足しない人間なんだ。きっと、彼にとってこれは一世一代の大勝負。その土俵に立たせてもらえる。信じてもらっている。そう感じるから。一歩も退けない。一歩も退かない。私にとっても大勝負。腹括って、挑みます。

村田洋二郎コメント

「残りの人生であと何作品携われるか? だったら今自分のやりたい事をやりたいんだよね。」電話越しで下浦に言われました。下浦は同期であり、同じ時間を過ごしてきた友人です。それから下浦は作品を造る側に、僕は作品を表現する側に進みました。いつの間にか僕の知らない下浦の顔がたくさん。ただまさか脚本・演出をやるとは思いませんでした。この欲張り野郎め、この挑戦に僕が必要だと言うのならお前が見たことのない顔をみせようじゃないか。嘘をついてでも。と、ちょっとだけ強がっておきます。
衝動をそのまま台詞にしたような作品。ひとつひとつを丁寧に読み解きながら、お客様にそっとお伝えできるような作品にしていきたいと思います。

相澤莉多コメント

デビュー当時からずっとお世話になっている下浦さんが、演出・脚本を務められる作品に携われること、本当に嬉しく思います。
四人芝居は今回が初めてで、逃げ場のない濃密な空間でどんな時間を過ごせるのか、今から楽しみで仕方ありません。
台本を読んだ瞬間に「出たいです!」とお伝えし、出演が決まってからは早い段階から準備を進めてきました。
この作品を通して、新しい自分に出会える予感がしています。
是非劇場にお越しください。

飯窪春菜コメント

少女役の飯窪春菜です。
私は普段から言葉の持つ力に畏れを抱いているのですが、言葉に翻弄されながらも信じたい、丁寧に寄り添いたいと思っています。
この作品の台本を読んだ時に言葉のひとつひとつが浮かび上がってくるような感覚で、今まで気づかなかった言葉選びに出会えました。
この言葉たちを、温度をもってお届けできる日を楽しみにしています。劇場でお待ちしています!

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舞台「魔女の嘘と月の心音」

開催日程・会場

2026年1月16日(金)〜18日(日)
東京都 シアターΧ

スタッフ

脚本・演出:下浦貴敬

出演

田中良子 / 村田洋二郎 / 相澤莉多 / 飯窪春菜

※学生割引、障害者割引あり。

公演・舞台情報
©舞台『魔女の嘘と月の心音』製作委員会

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