「ジョルジュ」演出の佐藤信が降板、座・高円寺が発表

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12月19日から東京の座・高円寺1にて上演される「ピアノと物語『ジョルジュ』」で演出を務める予定だった、佐藤信の降板が発表された。

同館の芸術監督を務めるシライケイタと、同館を運営する劇場創造ネットワークは、「『ジョルジュ』演出者降板のお知らせ」と題したお知らせを同館の公式サイトに掲載。シライの前任として2023年6月の任期満了まで同館芸術監督を務めていた佐藤について、「杉並区は令和7年11月20日、前区顧問(文化行政担当)による不適切発言に関する公益通報制度にもとづく調査結果を公表しました。公表によりますと、職員の人格を否定し尊厳を侵害する発言があったと結論付けています。これをうけて、佐藤信氏より当該人物が佐藤氏である旨と、『ジョルジュ』降板の申し出がありました。当館は、区の調査結果と本人の申し出を総合的に勘案し、事態を重く受け止め、本公演への同氏の参加を見合わせる判断に至りました」と、降板の経緯を説明した。

続けて「『ジョルジュ』は長年にわたり当館で継続してきたレパートリー作品であり、作品の性質上、内容を全面的に変更することは行いません。稽古場の進行および上演の統括は、現芸術監督のシライケイタが担います」と報告し、「ご観劇を楽しみにしてくださっていた皆様に、ご心配とご迷惑をおかけしますことを深くお詫び申し上げます。座・高円寺は、誰もが尊厳を保ったまま働ける創造環境を守るため、再発防止策の強化と制度整備を進めて参ります」と結んだ。

「ピアノと物語」は、座・高円寺がクリスマス時期に送るシリーズ。名曲が生まれた瞬間の物語を、俳優の朗読とピアノ演奏でつづる。今年の公演では、作曲家フレデリック・ショパンを支えた作家ジョルジュ・サンドの愛を描く「ジョルジュ」と、作曲家のロベルト・シューマンとヨハネス・ブラームスに愛されたピアニストのクララ・シューマンの生涯に迫る「トロイメライ」の2本立て。「ジョルジュ」には竹下景子、シライ、平尾有衣が出演する。

ピアノと物語「ジョルジュ」「トロイメライ」

開催日程・会場

2025年12月19日(金)〜24日(水)
東京都 座・高円寺1

スタッフ

「ジョルジュ」

作:斎藤憐

「トロイメライ」

作・演出:シライケイタ

出演

「ジョルジュ」

竹下景子 / シライケイタ
ピアノ:平尾有衣

「トロイメライ」

月影瞳 / 亀田佳明
ピアノ:秋山紗穂

※「ジョルジュ」を演出予定だった佐藤信は降板しました。

公演・舞台情報

読者の反応

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茂木尚美 @mogita78

杉並区がきっちり判断下したな。
https://t.co/IJppSJZMaK

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