これは、演劇プロデューサーの細川展裕(「H」)と、落語好きのプロデューサー・浅生博一(「A」)によるプロデュース企画。2人が立川志の春のシモハルの会を観に行き感激したことがきっかけとなり「演劇と落語を掛け算した演劇作品を創作しよう」と企画が練られた。
第1弾では三遊亭圓朝「死神」をベースに、
上演に向けて倉持は「初めて『死神』を聴いたのは子供の頃、叔母が持っていた六代目・三遊亭圓生の木箱入りカセットテープでした。落語自体に触れたのもこの時が初めてで、語りだけで笑いと恐怖を生み出す話芸に驚き、終盤のゾクゾクを味わいたくて繰り返し聴きました。だから僕にとって落語といえば『死神』です。一つの肉体が生み出す落語に対し、登場人物分の肉体を用いて表現する演劇の強みがどう活かせるか、そして、すでに様々なバリエーションがある『死神』のサゲに、新たな発明が出来るか、試行錯誤を重ねたいと思います」とコメント。
志の春は「死神といやあ落語ファンに大人気の演目。貧しく金にだらしない、欲の塊のようなロクデナシ男の主人公。ボロを着て、みすぼらしい姿の中におかしみと哀愁をたたえた死神。そのロクデナシに牧島輝さん、死神に水野美紀さん。僕が落語で死神をやる場合、絶対に脳内でキャスティングしないお二人です! まだ最終稿は読んでいないのでどんな展開になるのか僕自身も知りません。が! 尋常ではない死神になること間違い無しDEATH!」と思いを語る。
プロデューサー2人のコメントは以下の通り。公演は来年4月に東京・紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA、5月に兵庫・兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホールにて行われる。詳細は今後の発表を待とう。
細川展裕コメント
1985年2月2日、新宿・紀伊國屋ホールで「朝日のような夕日をつれて 85」の初日と共に始まった私の演劇人生は今年で40年。いろいろな寄り道、迷い道もありましたが、そんなこんなを踏まえつつ、さてこの先は?と思案の結果、かねてよりの思惑「演劇と落語」に至りました。
41年目の春にお送りする「死神」。この道が次のどこかに繋がると信じて。2025年冬・吉日。
浅生博一コメント
今企画、相方の細川さんと話し始めたのが4年前の春頃でした。紆余曲折を経て、いよいよ来春、縁と運と機会をいただき集結した愉快なキャストとスタッフたちにて、「死神」を創作します。これまでも、演劇界の先人たちによる古典落語をベースにした演劇作品はありますが、我々は彼らの足跡を尊愛し、「演劇×落語」を目的とした、ここでしかできないことに可能な限り挑戦し続けます。乞う、ご期待ください。
H&Aプロデュース企画 第1弾「死神」
開催日程・会場
2026年4月
東京都 紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA
2026年5月
兵庫県 兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール
スタッフ
作・演出:
出演
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リンク
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