「欲望という名の電車」は
上演に向けて篠井は「『はっ? これは高校生向きやない。それに女役をお前がやるなんておかしいやろ!』と演劇部の顧問の先生に言われたのは高校2年のとき。T・ウィリアムズの1幕劇を文化祭でやろうとしたとき、意を決して『女主人公を演じたいのだけと……』と私が伝えたときの反応でした。いまから50年前、なんと半世紀も前のことです。そのときの先生の驚いたようなちょっと苦笑いした顔が今も時々よぎります。時代は移ろい、昨今ジェンダーレスは当たり前になりました。皆さん見事に女形として女性役を軽々演じられる今、つまり周りはライバルだらけになりました。トホホ、やっとここまできたのに……です。で、ここは一つ、老女方の意気地をお見せして世を去りたいと思ったのです。女形ではなく女方として。いや、正直に告白します。私はこの作品がこの上もなく大好きで、このブランチという役を演じている時、無上の、生きてる実感があるのです。いざ、ご高覧お願いいたします」と思いを語った。
翻訳・演出を
吉住モータース presents「欲望という名の電車」
開催日程・会場
2026年3月12日(木)〜22日(日)
東京都 東京芸術劇場 シアターイースト
2026年4月上旬
大阪
スタッフ
作:
翻訳・演出:
出演
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尾﨑 優人 @maezu0118
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