「忠臣蔵」は、元禄時代に起こった仇討ちを題材にした作品で、これまでにも歌舞伎、ドラマ、映画などさまざまなメディアで取り上げられてきた。脚本を鈴木哲也、演出を
上演に際し、上川は「心を込めて、大石内蔵助に臨みます」、堤は「かくなる上は仲間と討入り覚悟で思い切った作品を創りたい!」と意気込みを語った。
上川隆也コメント
「年末と云えば?」の答えに、かつては必ず名を連ねていた忠臣蔵。
今はその限りでは無いのかも知れません。
そうした時勢だからこそ、新鮮に誠実に取り組みたい作品。
心を込めて、大石内蔵助に臨みます。
藤原紀香コメント
江戸時代から語り継がれ、多くの人々を魅了してきた「忠臣蔵」。この名作は、私にとっても深く心惹かれる作品です。今回は、《討入りの真実に迫り、謎を解き明かす新たな歴史ドラマ》になるということで、堤監督がどのような視点で描かれるのか、今から胸が高鳴っています。
私がつとめさせていただく【大石りく】は、仇討ちを志す夫・内蔵助の本心を静かに受け止め、揺るぎない信念で支え続けた女性。「内助の功」の象徴として語り継がれてきた、江戸時代を生きた実在の人物です。そんなりくをお任せいただけることは、大きな喜びであると同時に、身の引き締まる思いです。
また、大石りくの故郷である兵庫県豊岡市には、近畿最古の芝居小屋「出石永楽館」があり、毎年、永楽館歌舞伎が行われるたびに足を運んできた思い入れのある場所。そんな地にゆかりのあるりくのお役を今回つとめさせていただけるという、新たなご縁を心より嬉しく感じております。
そして、本日発表となりました上川隆也さん、高橋克典さんという、確かな実力と存在感を兼ね備えた先輩方とご一緒できることも、心から光栄に思っております。
歴史の陰に埋もれがちな“支える女性”の芯の強さ、そして内に宿る凛とした気高さを丁寧に体現できるよう、本作に真摯に向き合い、大切に演じてまいります。男たちの忠義の物語の中で、確かに存在していた「大石りく」という一人の女性の息づかいを、舞台を通して感じていただけたら幸いです。
高橋克典コメント
長年、演じてみたいと思っていたのは大石内蔵助、と思ったら、今回いただいたのは吉良上野介という役どころ。果たして彼は本当に悪だったのか──調べるほどに見えてくるものがあります。堤幸彦監督の演出も想像もつきません。出演者の方々も殆どが初共演。
この冬、どんな吉良を生きられるか。自分自身、楽しみにしています。
堤幸彦コメント
まさか数百年語られてきた「忠臣蔵」を演出することになるとは、人生わからない。
かくなる上は仲間と討入り覚悟で思い切った作品を創りたい!
大石内蔵助はじめ細かく登場する人々の心情を探り、高揚感と切なさが溢れるストーリーを織りなし、
デジタルスペックで遠く元禄の世にお客様を誘う、記憶に残る舞台を目指します!
忠臣蔵
2025年12月12日(金)〜28日(日)
東京都 明治座
2026年1月3日(土)〜6日(火)
愛知県 御園座
2026年1月17日(土)
富山県 富山県民会館
2026年1月24日(土)〜27日(火)
大阪府 梅田芸術劇場 メインホール
スタッフ
脚本:鈴木哲也
演出:
出演
上川隆也のほかの記事
リンク
澤田 瞳子(Sawada Toko) @nono_sansan
これは楽しみー! https://t.co/vaWxUCJjLy