「手話のまち 東京国際ろう芸術祭2025」が11月6日から9日にかけて東京の座・高円寺ほかで開催される。このたび、第1弾となるラインナップが発表された。
きこえない・きこえにくい人のためのオリンピック、デフリンピックの100周年記念となる「東京2025デフリンピック」が11月15日より開催される。それに合わせて実施される「手話のまち 東京国際ろう芸術祭2025」は、手話・視覚言語を軸に、国境・言語・文化を越えて“目で観る舞台芸術”を集めた芸術祭。会期中には、ろう者で総合ディレクターの
演目には、日本手話・国際手話・日本語が交錯する異言語イマーシブシアター「交差」、女性と刺青文化を視覚的に構築するレクチャーパフォーマンス「マーク・オブ・ウーマン」、オーレリアン・マン演出による精神世界を描く手話劇「オン・ザ・エッジ」、1995年に初演された、ろう者の歴史をたどる「終着駅への軌跡」、「眠り姫」に着想を得た、
座・高円寺の芸術監督である
チケットの一般販売は5月17日にスタート。第2弾プログラムは夏頃に発表される。
シライケイタ コメント
劇場は昨年、聞こえない世界に生きる人たちとの素敵な出会いをしました。「夏の夜の夢」のパックを演じてくれた西脇将伍さんとの共同制作の時間はとても豊かで、幸せな時間でした。この出会いを今後、更に大きく広げていきたいと思っています。「世の中のあるべき姿を劇場が創っていく」という理念のもと、誰もが平等に生きられる世の中を実現していきたいと思っています。だから座・高円寺は、ろう芸術祭を全力で応援します。
岸本聡子杉並区区長 コメント
100周年の記念すべきデフリンピックに合わせて、今年の11月に、この杉並で「手話のまち 東京国際ろう芸術祭2025」を開催できることは、本当に素晴らしいことだと思います。
杉並区においては、令和5年4月の手話言語条例施行も1つのきっかけとして、地域の聴覚者団体、手話団体のご尽力もあって現在、手話への認知が区民の間に広まりつつありますが、未だ、ろう者・難聴者の社会参加の機会は限られており、まだまだ解決すべき課題があるとも認識しているところです。
こうした中、「手話のまち 東京国際ろう芸術祭2025」は、手話による演劇やパフォーマンスを通して、多くの方に、映像的・視覚的に情報を伝える「ろう文化」に触れていただくことを目指し、開催されます。ろう文化の素晴らしさにふれ、理解を深める機会となりますので、この芸術祭へのご参加を心よりお待ち申し上げております。
手話のまち 東京国際ろう芸術祭2025
2025年11月6日(木)~9日(日)
東京都 座・高円寺 ほか
オープニングセレモニー
2025年11月6日(木)
司会:
出演:
異言語イマーシブシアター「交差」
2025年11月6日(木)~9日(日)
東京都 座・高円寺
監督・構成・脚本:菊永ふみ
総合演出:數見陽子
聴者監修 :城島和加乃
出演:板橋弥央、奥村泰人、南雲麻衣、西脇将伍、BAFURO ほか
レクチャーパフォーマンス「マーク・オブ・ウーマン」
2025年11月6日(木)・7日(金)
芸術監督・パフォーマー:
演劇「オン・ザ・エッジ」
2025年11月7日(金)
演出:オーレリアン・マン
出演:オリヴィエ・カルカダ、ボー・ホーデル
演劇「終着駅への軌跡」
2025年11月7日(金)・8日(土)
原作:
出演:
トーク「ミラ・ツッカーマン:劇場を築く」
2025年11月7日(金)
出演:ミラ・ツッカーマン
バトル「SIGN SLAM」
2025年11月7日(金)・8日(土)
出演:ダグラス・リドロフ、板橋弥央 ほか
演劇「100年の眠り」
2025年11月8日(土)・9日(日)
作・演出:
出演:數見陽子、中江央、榎本トオル、
パネルディスカッション「手話監修とDASLの現場から」
2025年11月8日(土)
司会:
出演:ダグラス・リドロフ、石村真由美、
トーク「Teater5005:手話と共に創る舞台芸術」
2025年11月9日(日)
出演:Teater5005メンバー(ボー・ホーデル、オーレリアン・マンシノ ほか)
クロージングセレモニー
2025年11月9日(日)
司会:佐沢静枝、森田明
出演:那須映里、オリヴィエ・カルカダ、エディ / 牧原依里
emk_moon @emk_moon
日本手話・国際手話・日本語が交錯する
異言語イマーシブシアター「交差」
日本手話と国際手話が違うのは知っていて、
昨今の手話通訳の舞台で気にはなっていたんだけど、、、
異言語として交錯させる?
3つの言語を知らない人にどう伝わるのか
小野寺さんの無言劇も気になるところ https://t.co/bk5KE4JUH4