坂本昌行主演ミュージカル「ブラック・ジャック」上演決定、演出は栗山民也

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坂本昌行が主演するミュージカル「ブラック・ジャック」の上演が決定した。

ミュージカル「ブラック・ジャック」キービジュアル

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「ブラック・ジャック」は、1973年に「週刊少年チャンピオン」で連載がスタートした手塚治虫の人気マンガ。今回、栗山民也の演出、鈴木聡の脚本、笠松泰洋の音楽により、“命の価値”“再生”をテーマにミュージカル化される。

マンガ「ブラック・ジャック」より。©Tezuka Productions

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ブラック・ジャックを坂本が演じ、双子の姉の腹の中で18年間生き続けていた畸形嚢腫でB・Jに摘出され人工の身体を得た女の子、ピノコ役をミュージカル初挑戦となる矢吹奈子、安楽死の必要性と正しさを信念とする医師ドクター・キリコ役を味方良介が演じるほか、大空ゆうひ今井清隆らが出演する。

上演に向けて坂本は「子供の頃に読んでいた、あの主人公を自分が演じることになるとは、夢にも思いませんでした。大変光栄な事であり、重責に身が引き締まる思いです。そして演出家の栗山さんと再びご一緒出来る事も嬉しい限りです。今作は、原作から飛び出して来たものではなく、より個々のキャラクターが人間味溢れる作品になると思います。『ブラック・ジャック』ファンの方は勿論、初めて知る方にも楽しんでいただけるように、キャスト・スタッフ一丸となって頑張りますので、是非、劇場でご覧下さい」とコメント。栗山は「今まで創ってきた舞台は『火の鳥・鳳凰編、黎明編、未来編』、『ブッダ』、『アドルフに告ぐ』。全身で呼吸するたくさんの登場人物たちの声が、今でも熱く聴こえる。今回は医学を通し人間の身体という永遠の謎に向かう。『この世に不必要な人間や生命は一つもない』これはブッダの言葉だが、このブラック・ジャックというダークヒーローも同じく、『すべて命あるものは平等だ』と、生きるあらゆるものの身体に取り憑く病と真に向き合うのだ」と意気込みを語った。

公演は6月28日から7月13日まで東京・IMM THEATER、18日に新潟・新潟テルサ 大ホール、21日に愛知・COMTEC PORTBASE、23日に静岡・アクトシティ浜松 大ホール、26日に北海道・カナモトホール(札幌市民ホール) 大ホール、31日から8月2日まで兵庫・兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホールにて行われる。チケットの一般前売りについては今後の発表を待とう。

坂本・栗山のコメント全文と矢吹・味方・今井・大空のコメントは以下の通り。

坂本昌行コメント

坂本昌行

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この度、手塚治虫先生の代表作の一つ「ブラック・ジャック」で主演のブラック・ジャックを演じさせていただきます。

子供の頃に読んでいた、あの主人公を自分が演じることになるとは、夢にも思いませんでした。

大変光栄な事であり、重責に身が引き締まる思いです。そして演出家の栗山さんと再びご一緒出来る事も嬉しい限りです。

今作は、原作から飛び出して来たものではなく、より個々のキャラクターが人間味溢れる作品になると思います。「ブラック・ジャック」ファンの方は勿論、初めて知る方にも楽しんでいただけるように、キャスト・スタッフ一丸となって頑張りますので、是非、劇場でご覧下さい。

矢吹奈子 コメント

矢吹奈子

矢吹奈子[拡大]

ピノコ役を演じます、矢吹奈子です。

多くの世代の方から愛されている『ブラック・ジャック』をミュージカルで、そしてピノコ役を演じられることがとても光栄ですし、何よりも嬉しい気持ちです。今回が初のミュージカル出演になるので少し緊張もありますが、幼い頃から大好きな歌とダンスで表現ができることが今から楽しみでワクワクしています。座長の坂本昌行さん、キャストの皆さまの背中を追って、日々前進していけるよう頑張ります! 手塚治虫さんの独特な世界観を表現できるよう、観にきてくださるお客様の心の中に残り続ける作品を作れるよう、とにかく全身全霊で挑みたいと思います!

味方良介コメント

味方良介

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味方良介です。このたび約二年ぶりに舞台に立ちます。十代の頃から舞台の世界にいましたが、これほどのブランクは初めてで、まだ始まってもいない稽古に緊張しながらも、ずっと恋しかった舞台に立てる喜びで胸がいっぱいです。

演出は、長年客席から憧れていた栗山民也さん。作品は“手塚治虫”の「ブラック・ジャック」。

主演の坂本昌行さんは、僕が子どもの頃から舞台で観てきたレジェンド。その中で“ドクター・キリコ”を演じられることは夢のようです。ビジュアル撮影では、人間味と虚無を感じさせるデザインに身が引き締まりました。

手塚作品は四作目。そのうち二作が「ブラック・ジャック」という縁にも感謝しています。

稽古から本番まで、真摯に挑みます。

大空ゆうひコメント

大空ゆうひ

大空ゆうひ[拡大]

世代を超えて愛されている手塚治虫先生の作品。影のあるヒーロー、天才外科医のブラック・ジャックは私も憧れていました。人間の生と死、命の尊さについて考えさせられる部分もあります。

今回、その登場人物として携わる機会をいただき、とても光栄です。栗山さんの手でどんなミュージカルになるのでしょうか?! ミュージカル作品への出演は久々なので不安と楽しみが半分半分。音楽の笠松さんとは以前ご一緒させて頂いたことがあり、楽曲も楽しみです。

魅力的な作品の一部となれますよう頑張ります!

今井清隆コメント

今井清隆

今井清隆[拡大]

手塚治虫の大ヒットアニメをミュージカル化すると聞いただけで、心躍る感覚になりました!

私にとって手塚作品は、こちらが2作目となります。一つ目はミュージカル「ブッダ」いずれも栗山民也先生の演出でした。栗山先生の緻密で繊細かつ大胆な演出にワクワクします。

どんな作品も感動的に創り上げられる天才なので、ある意味アニメを超える作品になってくれたら良いなと密かに期待しています。

ブラック・ジャック役の坂本昌行君も本作品で共演は3回目なのですが、大好きな役者さんなので、今から稽古が楽しみです! 私もアニメ作品を参考にしながら、自分なりに役を深めて行く作業が楽しみでもありますし必ず素敵な作品になると思いますので、どうぞご期待ください!

栗山民也コメント

栗山民也

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プロデューサーから電話をいただいた。「ブラック・ジャック」を舞台化したいという内容だった。

その電話口であの全身ツギハギの肌、あの黒いいつものコート姿のブラック・ジャックを思い浮かべ、妙に胸が高鳴った。

子供の頃から決してマンガ好きではなかったが、手塚治虫だけは違った。まるで好きな物語に夢中になるように、そのいくつもの長編漫画に没頭した。

今まで創ってきた舞台は「火の鳥・鳳凰編、黎明編、未来編」、「ブッダ」、「アドルフに告ぐ」。

全身で呼吸するたくさんの登場人物たちの声が、今でも熱く聴こえる。今回は医学を通し人間の身体という永遠の謎に向かう。「この世に不必要な人間や生命は一つもない」これはブッダの言葉だが、このブラック・ジャックというダークヒーローも同じく、「すべて命あるものは平等だ」と、生きるあらゆるものの身体に取り憑く病と真に向き合うのだ。

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ミュージカル「ブラック・ジャック」

2025年6月28日(土)〜7月13日(日)
東京都 IMM THEATER

2025年7月18日(金)
新潟県 新潟テルサ 大ホール

2025年7月21日(月・祝)
愛知県 COMTEC PORTBASE

2025年7月23日(水)
静岡県 アクトシティ浜松 大ホール

2025年7月26日(土)
北海道 カナモトホール(札幌市民ホール) 大ホール

2025年7月31日(木)〜8月2日(土)
兵庫県 兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール

スタッフ

原作:手塚治虫
脚本:鈴木聡
演出:栗山民也
音楽:笠松泰洋

出演

坂本昌行 / 矢吹奈子 / 味方良介 / 福本伸一 / 家塚敦子 / 岡崎大樹 / 村田実紗 / 大空ゆうひ / 今井清隆

公演・舞台情報

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ミュージカル『ブラック・ジャック』 @musical_bj

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