歌にダンス、アクションも…映画人たちの青春群像劇、椿組「キネマの大地」開幕

椿組2025年春公演「キネマの大地ーさよならなんて、僕は言わないー」が、昨日2月10日に東京・新宿シアタートップスで開幕した。

鄭義信が脚本・演出を担う本作は、満州映画撮影所で働く人々の物語。そこでは日本人と中国人の若きスタッフが働いていたが、両国の文化と風習の違いや、日本人同士の譲れない矜持などから、ことあるごとに衝突する。撮影現場も、次第に戦争の影に覆われていき……。

本公演は2月6日に開幕予定だったが、体調不良者の発生により初日を遅らせると共に、公演数が追加された。主宰の外波山文明は「公演中止の回も出ましたが、それで逆に細部にこだわり仕込みを追加したり、劇場での稽古を重ねて2月10日初日を迎えました。戦後80年。戦前戦中戦後の満州を舞台にした映画人達の青春群像劇?? 歌、ダンス、アクション有り……──ご期待ください」とコメントした。

主題歌を山崎ハコ、作曲・楽曲製作を寺田英一が担当。出演者には、田渕正博、木下藤次郎、鳥越勇作、趙徳安、斉藤健、井上カオリ、岡村多加江、長嶺安奈、浜野まどか、山中淳恵、望月麻里、鎚矢あかり、犬飼淳治、佐久間淳也、鈴木幸二、十河尭史、西村聡、外波山流太、外波山文明が名を連ねている。

公演は2月16日まで。

※2月6日から9日までの公演は中止となりました。