これは、阪神・淡路大震災を題材に、
フォトコールでは、オープニングと第1話が公開された。毎日、青空市を開いている中古レコード店・ヘブンズ・レコードには、音楽にやたら詳しい店長と、ミュージシャンを目指すバイトのタケルがいた。その店には、震災の悲しみから立ち上がろうとする客がやってきて……。
東京公演の前には、1月17日から26日まで行われた兵庫・神戸朝日ホール公演が行われた。佐野は、兵庫公演を振り返りつつ「たくさんの地元の方たちの思いを受け止めながら走り抜けてきました。どの公演も特別ですが、1月17日の初日は、お客さま全員が『あの日から30年経ったんだな』と噛み締めていらっしゃることを感じました。涙を流している方もいましたし、僕と同じように震災は経験していないけれどもこの作品を通して知ろうとしてくれている方もいたので、物語冒頭でタケルが歌うシーンは稽古とは違う空気感がありました」とコメント。
さらに佐野は「僕はこうして関わらせていただくまで阪神淡路大震災のことを全く知りませんでした。ですが、この舞台をきっかけに両親と話し、両親が当時、どのように過ごしたかなどを知って衝撃を受けました。そうしたことは絶対に知らなければいけないことだと思います。神戸で初日を終えた後に神戸の街を見たとき、これまでとは全く違って見えました。この舞台に向き合いながら、阪神淡路大震災に向き合うことができるのは、良い経験だったと思います。そしてここ東京で震災について伝えられることはとても光栄ですし、この舞台が何かの架け橋になれたらいいなと思います。全力で演じさせていただきます」と思いを述べた。
東京公演は2月8日まで。
音楽朗読劇「ひまわりの歌~ヘブンズ・レコードからの景色~」
2025年1月17日(金)〜26日(日) ※公演終了
兵庫県 神戸朝日ホール
2025年1月30日(木)〜2月8日(土)
東京都 有楽町朝日ホール
スタッフ
作・演出:
ピアニスト:溝渕奏
出演
※栗﨑菜緒と大北怜花はWキャスト。
関連記事
ステージナタリー @stage_natalie
【会見レポート】主演・佐野晶哉、音楽朗読劇「ひまわりの歌」東京公演に「この舞台が何かの架け橋になったら」(舞台写真あり)
https://t.co/bCUBf5XNfQ https://t.co/qBsuWk4yIm