「二都物語」は、「オリバー・ツイスト」「クリスマス・キャロル」などで知られるチャールズ・ディケンズの小説。作中では、18世紀のイギリスとフランスを舞台にしたロマンスが描かれる。同作は2007年にアメリカでミュージカル化され、翌2008年にはブロードウェイに進出。日本では2013年に東京・帝国劇場で初演され、このたび約12年ぶりに再演される。
お披露目されたビジュアルには、シドニー・カートン役の井上、チャールズ・ダーニー役の浦井、ルーシー・マネット役の潤の表情が大きく収められた。併せて3人のコメントが収録されたコメント動画も公開。初演にも出演した井上は「この作品は僕のなかでもずっと大事」と言い、「12年前、シドニー・カートン役を一生懸命演じさせてもらいましたが、ちょっと若かったところもあったと思うので、人として尊敬できるカートンに、今また挑戦させてもらえるのは幸せなことだと思っています」と語る。
同じく初演にも出演した浦井は「感無量の思い」と再演を喜び、井上との共演については「『いまは子どものままで』という楽曲をまた一緒に歌わせていただける。(初演から)12年後に、この作品の中で“未来へ託す”という思いを込めてデュオで歌えるのはすごく幸せなことです。幸せを噛みしめつつ、責任も感じながら演じられたら」とコメント。
さらに宝塚歌劇団退団後、初のミュージカル出演となる潤は、井上と浦井との共演について「本当に素晴らしいお二方ですので、心してたくさん学ばせていただきながら、大切に作品をご一緒に作り上げていきたいと思っております」と意気込みを述べた。
劇中では18世紀後半を舞台にした物語が展開。イギリスに住むルーシー・マネットは、17年間バスティーユに投獄されていた父ドクター・マネットが酒屋の経営者ドファルジュ夫妻に保護されていると知ってパリへ向かう。父娘は無事に再会してロンドンへ向かうが、その途中で出会った亡命貴族チャールズ・ダーニーがスパイ容疑で裁判にかけられてしまう。そのピンチを救ったのは、ダーニーと瓜二つの酒浸りの弁護士シドニー・カートンで……。出演者には3人のほか、
公演は5月7日から31日まで東京・明治座、6月7日から12日まで大阪・梅田芸術劇場 メインホール、21日から29日まで愛知・御園座、7月5日から13日まで福岡・博多座で行われる。東京公演分のチケット一般前売は3月1日にスタート。
ミュージカル「二都物語」井上芳雄、浦井健治、潤花 コメント映像
ミュージカル「二都物語」
2025年5月7日(水)〜31日(土)
東京都 明治座
2025年6月7日(土)〜12日(木)
大阪府 梅田芸術劇場 メインホール
2025年6月21日(土)〜29日(日)
愛知県 御園座
2025年7月5日(土)〜13日(日)
福岡県 博多座
スタッフ
原作:チャールズ・ディケンズ
脚本・作詞・作曲:ジル・サントリエロ
追加音楽:
翻訳・演出:
出演
シドニー・カートン:
チャールズ・ダーニー:
ルーシー・マネット:
マダム・ドファルジュ:
サン・テヴレモンド侯爵:
バーサッド:
ジェリー・クランチャー:
ドファルジュ:
ドクター・マネット:
ジャービス・ロリー:
ミス・ブロス:
弁護士ストライバー:
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貴子 @sakuratyatya
あら、拝見意欲そそるキャスト https://t.co/iZvUlWwZH7