文学座附属演劇研究所64期本科卒業発表会に「大市民」＆「十二夜」

文学座附属演劇研究所64期本科卒業発表会が2月7日から16日まで東京・文学座アトリエにて上演される。

2月7日から9日までは昼間部による川村毅作「大市民」、14日から16日までは夜間部によるシェイクスピア作「十二夜」が上演される。上演に向けて「大市民」の演出を手がける小林勝也は「川村毅作『大市民』は若い人達の持つ新鮮さとエネルギーが、まさしく今現在の世界の姿を描きだしてくれるでしょう。群衆音楽劇とも言える『大市民』みなさんにも味わってもらいたいと思います」とコメント。

「十二夜」の演出を手がける高橋正徳は「稽古場では研究生と共にシェイクスピアの膨大な台詞に翻弄されています。思考し試行する毎日。トライ＆エラーを繰り返し、時間をかけ一つ一つ台詞を身体に取り入れることで、彼等が立ち上げる世界が少しずつ色づき豊かになる。その変化に胸躍らせながら毎日を過ごしています。大自然の猛威に引き裂かれ運命の前にたじろぎつつも、愛と思い込みという人間特有のエネルギーが生み出すノイズがやがて大きな響きとなって世界を変えていくシェイクスピアのファンタジー。若者たちが1年間の集大成で魅せる『十二夜』、ぜひご期待ください!!」と意気込みを語った。