松田凌、「チェリまほ」での荒牧慶彦との共演に喜び「彼としかできないお芝居が生まれるのでは」

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松田凌荒牧慶彦らが出演する「『チェリまほ The Musical』 ~30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい~」が、来年4月に東京・愛知で上演される。この製作発表会が、本日12月17日に東京都内で行われた。

左から佐伯大地、中山咲月、松田凌、荒牧慶彦。

左から佐伯大地、中山咲月、松田凌、荒牧慶彦。

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「『チェリまほ The Musical』 ~30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい~」メインビジュアル

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30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」(通称、チェリまほ)は、ガンガンpixivで連載されている豊田悠のマンガ。作中では、ひょんなことから触れた人の心が読めるようになった主人公・安達清が、会社同期の黒沢優一から思いを寄せられていることに気づいたことから始まるラブストーリーが描かれる。同作は、2020年にはテレビドラマ化し、その後、実写映画化やテレビアニメ化もされた。その舞台版となる今回は、脚本・演出を川尻恵太が手がけ、安達役を松田、黒沢役を荒牧が担当。このほか本作には、柘植将人役で佐伯大地、綿矢湊役で中山咲月、六角祐太役で坂井翔、藤崎希役で高田夏帆、黒沢茉莉役で長谷川唯、朝比奈役で郷本直也が出演する。

左から佐伯大地、中山咲月、松田凌、荒牧慶彦、川尻恵太。

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左から松田凌、荒牧慶彦。

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制作発表会見には、松田、荒牧、佐伯、中山、川尻が登壇。松田は、原作やメディアミックス作品の感想を「一言で言うと“好き”でした。こういった世界が世にあふれていれば、もっと温かい世界になるんじゃないかなと思うぐらい、心が救われた思いでした」と話し、「上演に向け、プロデューサーともたくさんお話をさせていただき、その中で『これは必ず面白いものになる』という確信を得ましたし、それに見合った俳優としての仕事をしなければならないなと責任感を感じています。絶対に守りたいと思っているのは原作です。先生の描いた世界や思いは、絶対になくしたくないですし、しっかりと踏まえたうえで演じさせていただきたい」と熱く語った。また自身のおばが原作のファンであることも明かし「まずは、この作品を応援している1人である、おばを納得させられるように安達を演じたいですね。そして俳優同士の関係性もお芝居に作用してくると思いますが、そういった点では、相手が荒牧慶彦くんであることは、とても大きいと感じています。川尻さんの演出のもと、この世界をより“我々ならでは”のものとして立ち上げたい」と意気込む。

左から松田凌、荒牧慶彦、川尻恵太。

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荒牧は「すごく人気のある作品で、出演できることが光栄」と述べ、「原作を拝読し、ほかの作品にはない“心をくすぐられる”ような感覚を得ました。その感覚をミュージカルとしてどうお届けするか、そこは川尻さんの得意とするところだと思いますし、僕も黒沢として出演できることを楽しみにしています」と言葉に力を込める。また「松田くんと共演できるということを、すごくすごく楽しみにしておりました。彼の良いところはすべて把握済みなので(笑)、そこを褒めて褒めて伸ばそうと思います!」と松田に熱い視線を送った。

左から佐伯大地、中山咲月。

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佐伯が演じる柘植は、安達の大学の同期で、安達から恋愛相談を受ける役どころ。佐伯は「僕は舞台への出演自体が久しぶりなので、そこがまず楽しみですね。そして柘植さんは、僕とは違い、冷静ですごく思慮深い性格。僕は自分と違う性格の役を演じるときにやりがいを感じるタイプなので、柘植さんを演じるのも、すごく楽しみです」と語る。柘植の住むエリアを担当する宅配員で、柘植の飼っている猫・うどんをきっかけに柘植と心を通わせる綿矢役の中山は「湊は、原作を読んでいたときから『可愛いな、好きだな』と思っていたキャラクター。僕自身すごく猫が好きで、相手が猫を飼っているという情報を知ると、思わず相手のことが気になってしまうところも一緒です(笑)。実はうどんと同じ色の猫を飼っているので、作品には親近感を感じています」と笑顔で述べた。

集合写真に写るのをためらい、ビジュアルの後ろに隠れてしまう川尻恵太(右)。

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川尻が「“川尻と言えばコメディ”と思われているかもしれませんが、実はラブストーリーが一番得意なんです」と話すと、登壇者から「そうだったの……?」と戸惑いの反応が。川尻は「(会見会場の奥に立っていた)制作陣の皆さまからは笑いがこぼれましたが(笑)、この作品をきっかけに、“ラブストーリーの川尻”と言ってもらえるようにがんばります」と語る。作品については「原作、ドラマ、映画、アニメとひと通り触れさせていただいたのですが、やはり原作に強度のある作品だからこそ、いろいろなメディアで愛されていると感じました」と分析し、「舞台としてどう立ち上げていくか、俳優も僕も、いちクリエイターとして、ワクワクドキドキしながら挑んでいく覚悟です。原作を大事にしつつ、『舞台版は舞台版で素晴らしい』と言っていただけるよう、我々にしかできないチェリまほをお届けしたい」と気合十分な様子を見せる。

互いの印象を話し、照れる佐伯大地(左)と中山咲月(右)。

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制作発表会見では、松田と荒牧、佐伯と中山がそれぞれペアとして、互いの印象を話すひと幕も。佐伯は「まだスチール撮影しかしていないのですが、すごく爽やかで礼儀正しい青年だな、というのが最初の印象です。若いのに、しっかりしているな、と」、中山は「お会いする前の印象は、実は“怖い”だったんですけど、お話しすると、すごく気さくで、笑顔が素敵な方で。これから一緒に作品を作り上げるのが楽しみです」とそれぞれ述べたあと、「なんか照れるね(笑)」と顔を合わせた。

荒牧慶彦(右)から自分の印象を聞き、顔を赤くする松田凌(左)。

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荒牧慶彦に褒められ、顔を隠してしまう松田凌(左から2番目)。

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荒牧は「もう松田凌くんとは、10年ぐらいの付き合いになるんですけど、最初の印象は『なんだ、この顔は』『めちゃくちゃカッコいい顔をしてやがる』でしたね。初めて共演した作品も、僕たちはペアみたいな役どころだったのですが、彼はこの顔に加えて、性格も男気であふれていて、身体の動きにキレがあるし、なんて完璧な人間だと。今回は、僕が彼を引っ張っていく役どころになると思うので、今までファンの方にあまり見せていない、彼の可愛い側面を僕が引き出してやろうと思います!」と宣言した。荒牧の言葉を、顔を赤くして聞いていた松田は「荒牧くんの第一印象は、ノーブルな雰囲気で、きれいでかれんな青年。そんな彼が、いろんな経験をして結果を生み出していく姿を見ていて、友であることが誇らしいですね。またこんなにも近くで、関係性を築きながらお芝居ができることを、とてもうれしく思いますし、彼としかできないお芝居が生まれるんじゃないかなと。……こういう言葉を投げかけ合うのは、ちょっと照れくさくて、汗をかいています(笑)」と荒牧への思いを真摯に語った。

描き下ろしビジュアルに興奮し、原作の魅力について話が止まらなくなってしまった松田凌(左)と、それを見守る荒牧慶彦(中央)。

描き下ろしビジュアルに興奮し、原作の魅力について話が止まらなくなってしまった松田凌(左)と、それを見守る荒牧慶彦(中央)。[拡大]

会見の終盤では、原作者である豊田からのメッセージと、描き下ろしイラストが公開された。登壇者はメッセージに感激し、松田と荒牧は描き下ろしイラストに大興奮の表情に。2人は「この脚の表現が、先生ならでは。このさりげない描写がいいんです」「先生は、キャラクターの心情も、こうやって読み手側に余白を与えてる形で表現されるんです。こういったところはミュージカルでも表現していきたいところですよね」とテンション高く会話を交わしていた。

公演は、4月11日から20日まで東京・TOKYO DOME CITY HALL、25日から27日まで愛知・アイプラザ豊橋にて。チケットの一般販売は、3月1日10:00にスタート。豊田からのコメントは以下の通り。

豊田悠コメント

自分の作品が舞台になるなんて思ってもいなかったので、本当にびっくりしましたし、ミュージカルになると聞いて二度びっくりしました。

豪華すぎるスタッフさんとキャストさんがどのようにチェリまほを調理して下さるのか今からワクワクが止まりません!

開幕初日を読者さんとキャストさんスタッフさんのファンの皆さんと一緒に心から楽しみに待ちたいと思います!

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「チェリまほ The Musical」 ~30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい~

2025年4月11日(金)〜20日(日)
東京都 TOKYO DOME CITY HALL

2025年4月25日(金)〜27日(日)
愛知県 アイプラザ豊橋

スタッフ

原作:豊田悠30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」(「ガンガンpixiv」スクウェア・エニックス刊)
脚本・演出:川尻恵太

出演

安達清:松田凌
黒沢優一:荒牧慶彦
柘植将人:佐伯大地
綿矢湊:中山咲月
六角祐太:坂井翔
藤崎希:高田夏帆
黒沢茉莉:長谷川唯
朝比奈:郷本直也
アンサンブル:伊藤秀馬 / 岩間大樹 / 岡村拓真 / 進藤蒼 / 瀬戸口希哉 / 立花涼 / 久門大起

公演・舞台情報
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(c)豊田悠/SQUEARE ENIX・「チェリまほ The Musical」製作委員会

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