波乃久里子が“これまでの全て”を総動員、当たり役に朗読で向き合う「さろん・ど・まろん」再び

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演劇ユニット 新派の子 歳末特別朗読祭『さろん・ど・まろん~波乃久里子を聴く宴』」が、12月12日に東京・MUSICASAで開催される。

演劇ユニット 新派の子 歳末特別朗読祭「さろん・ど・まろん~波乃久里子を聴く宴」チラシ表

演劇ユニット 新派の子 歳末特別朗読祭「さろん・ど・まろん~波乃久里子を聴く宴」チラシ表

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2023年開催「Salon De Marron~さろん・ど・まろん~《波乃久里子を聴く宴》」より。

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新派の子は、劇団新派文芸部の齋藤雅文が主宰する演劇ユニット。昨年初開催された「さろん・ど・まろん」は、波乃久里子を中心とした朗読会で、“まろん”(栗)は波乃の家族内での愛称となる。今回の朗読ラインナップには、久保田万太郎作「大つごもり」、泉鏡花作「日本橋」、井上ひさし作「頭痛肩こり樋口一葉」、川口松太郎作「遊女夕霧」という波乃が当たり役とする4作品で構成された「久里子 四段返し」、そして前回公演でも披露された北條秀司作「太夫さん」が並ぶ。「太夫さん」では、波乃演じるおえいの相手・善助役に、再び曽我廼家文童を迎える。構成・演出を齋藤が担当。出演者には波乃、文童のほか、田口守、伊藤みどり、佐堂克実、中谷容子、鴫原桂、そしてチェロの五十嵐あさかが名を連ねた。

2023年開催「Salon De Marron~さろん・ど・まろん~《波乃久里子を聴く宴》」より。

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波乃は「これまで演じてきた役々に、朗読という形で改めて向き合うのは、なんだか馴染みの方の、新たな一面に出合うようで、とても新鮮でした。お稽古から毎日が楽しくて、そして科白だけで表現することの難しさを実感……すぐに立って動きたくなってしまうんです(笑)」と前回公演を振り返り、「今回の齋藤先生からのリクエストは、『大つごもり』『日本橋』『頭痛肩こり樋口一葉』『遊女夕霧』からなる“久里子四段返し”……これまた大層な(笑)。そして曽我廼家文童さんとご一緒する『太夫さん』。おみねさん、清葉さん、一葉さん、夕霧さん、おえいさん……幼馴染のような皆さんと再び向き合えることが今から楽しみです」と期待を語る。そして「早いもので新派に入って60年以上の月日が経ちます。これまでの全てを総動員して、少しでも皆様にご恩返しできましたら嬉しいです」と思いを述べた。

チケット前売りは11月1日11:00にスタート。

齋藤雅文コメント

「マロンづくし」をもう一度!

コロナの日々……「マロン」こと久里子さんの科白が聴きたい!

その思いだけで開いた一日だけの「さろん・ど・まろん」。

助っ人の曽我廼家文童さん、チェロの五十嵐あさかさんのお力もあって、

満席のお客様からお褒めの言葉を頂戴した。

こういうものが聴きたかった、と。

砂漠でオアシスに転がり込んだような多幸感!

そしてまた「聴きたい欲」がうずいて来た!

朗読を安易な表現と思う人も多い。

が、ホンモノの科白の力は、脳の中に真実の舞台を再現させてくれる。

久里子さんの語るものは、実際の舞台といささかも変わることがない。

美しい音響のムジカーザで、真実の「脳内劇場」をご堪能いただきたい!

少しでも多くの方にこの感動を!

ホント、もったいないですから!

波乃久里子コメント

齋藤雅文先生から、また嬉しいお声がけをいただきました。

昨年の春、「さろん・ど・まろん~波乃久里子を聴く宴」という大層畏れ多い名前の朗読会を催してくださいました。一日限りの会でしたが、溢れんばかりのお客様とのあの緊密な空間は、まさに夢の中の出来事のよう。一期一会の煌めくような素敵な宴でした。

これまで演じてきた役々に、朗読という形で改めて向き合うのは、なんだか馴染みの方の、新たな一面に出合うようで、とても新鮮でした。お稽古から毎日が楽しくて、そして科白だけで表現することの難しさを実感……すぐに立って動きたくなってしまうんです(笑)。

今回の齋藤先生からのリクエストは、「大つごもり」「日本橋」「頭痛肩こり樋口一葉」「遊女夕霧」からなる“久里子四段返し”……これまた大層な(笑)。そして曽我廼家文童さんとご一緒する「太夫さん」。おみねさん、清葉さん、一葉さん、夕霧さん、おえいさん……幼馴染のような皆さんと再び向き合えることが今から楽しみです。

「久里子ちゃん、役の人生をなさいね」。師匠である(初代水谷)八重子先生の言葉をいつも思い出します。

私たち役者は常に自分とは違う人生を生きます。そのために幾度も幾度も台本と向き合います。台本はその役の生命の源であり、台本に書かれた科白は血肉となります。そこに書かれた言葉を見つめ、声に出して読み、役と向き合います。役者である私にとって、この上ない喜びです。齋藤先生、本当にありがとうございます。感謝しかございません。

早いもので新派に入って60年以上の月日が経ちます。これまでの全てを総動員して、少しでも皆様にご恩返しできましたら嬉しいです。科白のひとつひとつを大切に。12月12日、一日限りの公演となります。皆様にお目にかかれますことを楽しみにしております。

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演劇ユニット 新派の子 歳末特別朗読祭「さろん・ど・まろん~波乃久里子を聴く宴」

2024年12月12日(木) ※公演終了
東京都 MUSICASA

スタッフ

構成・演出:齋藤雅文

出演

波乃久里子 / 田口守 / 伊藤みどり / 佐堂克実 / 中谷容子 / 鴫原桂 / 五十嵐あさか / 曽我廼家文童

※U-40チケットあり。

公演・舞台情報
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きーせんふ @KDHRkiisen0393

波乃久里子が“これまでの全て”を総動員、当たり役に朗読で向き合う「さろん・ど・まろん」再び(コメントあり) https://t.co/ypGcOUr78y

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