十一代目岩井半四郎を襲名した岩井友見、舞踊会「岩井会」を明治座で

「十代目岩井半四郎十三回忌追善 女優岩井友見芸能生活五十五周年記念『岩井会』」が、10月27日に東京・明治座で開催される。

これは、2020年に十一代目岩井半四郎を襲名した岩井友見による舞踊会。本公演で半四郎は、口上を披露するほか、「廓八景」「中将姫誓願桜」「江戸祭」といった舞踊作品を舞う。

半四郎は、本公演について「深まりゆく秋の良き日、皆様におかれましては、ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。日ごろは、一方ならぬ、ご厚情ご高配を賜り、心より御礼申し上げます。昨年12月亡き父『10代目岩井半四郎』の13回忌の法要を終え、このたび追善の舞踊会『岩井会』を開催させて頂く運びとなりました。また、不肖私、岩井友見の女優としての芸能生活55周年の節目の会も併催させて頂きますことご通知申し上げます。この記念すべき会を、私が女優として初舞台を踏ませて頂きましたご縁深き『明治座様』において開催させて頂けますこと何よりも嬉しく存じます。これもひとえに、皆様の多大なるお力添えと、岩井流一門の心の支えがあればこそと、この上ない喜びに、身の打ち震える思いにございます。思い返せば、山あり谷ありの誠に厳しく、また大変有意義なる55年でございました。この会に父の悲願でありました、『岩井半四郎』の幟をご当地、浜町にあげさせて頂きます良き日を機に、さらなる精進を重ねて参りますゆえ、この後のご指導のほどをよろしくお願い申し上げます」とコメントした。