襲名披露公演「岩井会」に岩井半四郎「名跡を穢さぬようしっかりと踊り抜く」と決意

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11代目岩井半四郎襲名「岩井会」が、11月28日に東京・国立劇場 大劇場で開催される。

岩井半四郎(c)松竹

岩井半四郎(c)松竹

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これは、岩井友見の11代目岩井半四郎襲名披露公演となる舞踊会。本公演は新型コロナウイルスの影響で昨年5月、今年5月と、2度にわたり延期となっていた。

上演に向け、半四郎は「一日千秋の想いで待ち続けておりましたので、胸の高鳴りをおさえる事ができません。本当に嬉しゅうございます」と述べ、「私と心を一つにして頑張ってくれる岩井流門弟と共に、又、常に変わらず御指導下さる各分野の先生方、スタッフの方々と、今回こそは何とか無事に晴れの舞台を開催出来るようにと祈りながら、日々稽古に励んでおります。北海道から九州まで多くのお客様がお越し下さるとの事、心を引き締め、十一代目岩井半四郎の名跡を穢さぬようしっかりと踊り抜きたく存じます」と思いを語っている。

岩井半四郎コメント

この2年近く、日本のみならず全世界が大変な状況になってしまいました。本当にそれぞれの方々がそれぞれのお立場で御苦労があったと存じます。私は令和2年1月14日に日本舞踊協会様、松竹株式会社様のお許しをいただき、故二世花柳壽應様のお導きにより十一代目岩井半四郎の襲名披露記者会見をさせて頂きました。私は十代目岩井半四郎の実子で、縁あって九代目半四郎の養女となり、本名の「岩井友見」の名で活動して参りました。父が平成23年に亡くなり10年以上が経ち、歌舞伎俳優であり日本舞踊家でもあった父の舞踊家としての分野を私一代限り、十一代目岩井半四郎の名跡を襲名させていただく運びとなり、昨年5月に舞踊会開催の予定でございましたがコロナ禍により延期、本年5月も再度延期となり、やっと来る11月28日での開催が目前となりました。

一日千秋の想いで待ち続けておりましたので、胸の高鳴りをおさえる事ができません。本当に嬉しゅうございます。このコロナ禍の間に、昨年9月には大恩のある最も尊敬する花柳壽應先生がご逝去され、又、本年の5月には主人の船戸順が肺癌にて他界いたしました。私の心の支えが亡くなったのは、とても辛い事でございます。

しかし日本や世界の至る所には私よりもっと辛い思いをなさっている方々が沢山いらっしゃると思います。これも一つの運命として乗り越えて行かなければと思い、私と心を一つにして頑張ってくれる岩井流門弟と共に、又、常に変わらず御指導下さる各分野の先生方、スタッフの方々と、今回こそは何とか無事に晴れの舞台を開催出来るようにと祈りながら、日々稽古に励んでおります。北海道から九州まで多くのお客様がお越し下さるとの事、心を引き締め、十一代目岩井半四郎の名跡を穢さぬようしっかりと踊り抜きたく存じます。

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