白石加代子「百物語」のファイナルツアーがスタート

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岩波ホール発 白石加代子『百物語』シリーズ アンコール公演第5弾」が昨日10月12日に東京・シアター1010にて開幕した。

「遠い記憶」より。(c)宮川安利

「遠い記憶」より。(c)宮川安利

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「干魚と漏電」より。(c)岩崎MARK雄大

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「百物語」シリーズは白石加代子がライフワークとして行っている公演。このシリーズでは、明治から現代の日本の作家の小説を中心に、“恐怖”というキーワードで選ばれた作品を白石が朗読する。2014年、白石は泉鏡花「天守物語」をもって「百物語」の全99話を語り終えたが、現在はそのアンコール公演が行われており、アンコール公演の第5弾となる今回が、シリーズ最後の公演となる。

「遠い記憶」より。(c)宮川安利

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開幕に際し白石は「1992年から始まり、2014年に全てを演じ終え、アンコールをいただきつつこれまで続けてまいりました。『百物語』とは30年以上のお付き合いです。今回でいよいよラストとなりますが、恋しくなったら『また再び』という気持ちでもいます。皆様と劇場でお会いできますこと楽しみにしています」とコメント。

「干魚と漏電」より。(c)岩崎MARK雄大

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プロデューサーの笹部博司は「今回の白石加代子は、今までとちょっと違っている。白石度が高いのだ。特に『干魚と漏電』のおばあさんが解き放たれたように自由で奔放だ。百物語を一区切りつける演目に『干魚と漏電』は正解だった。80歳を過ぎてパワーアップしている白石をご覧あれ」と語った。

シアター1010公演は本日10月13日まで。本公演はその後、20日に東京・亀戸文化センター カメリアホール、26日に東京・練馬文化センター 小ホール、11月2日に兵庫・兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール、4日に茨城・水戸芸術館 ACM劇場、11日に北海道・共済ホール、11月12日に北海道・江別市文化ホール(えぽあホール)、16日に神奈川・相模女子大学グリーンホール 多目的ホール、18日に新潟・りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館 劇場、21日に大阪・東大阪市文化創造館 大ホールで行われる。

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岩波ホール発 白石加代子「百物語」シリーズ アンコール公演第5弾

2024年10月12日(土)・13日(日)
東京都 シアター1010

2024年10月20日(日)
東京都 亀戸文化センター カメリアホール

2024年10月26日(土)
東京都 練馬文化センター 小ホール

2024年11月2日(土)
兵庫県 兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール

2024年11月4日(月・振休)
茨城県 水戸芸術館 ACM劇場

2024年11月11日(月)
北海道 共済ホール

2024年11月12日(火)
北海道 江別市文化ホール(えぽあホール)

2024年11月16日(土)
神奈川県 相模女子大学グリーンホール 多目的ホール

2024年11月18日(月)
新潟県 りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館 劇場

2024年11月21日(木)
大阪府 東大阪市文化創造館 大ホール

スタッフ

原作:阿刀田高「遠い記憶」 / 高橋克彦「遠い記憶」
構成・演出:鴨下信一

出演

白石加代子

公演・舞台情報
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読者の反応

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岩崎MARK雄大🇺🇸俳優×English @yudaimiwasaki

先日、事務所の皆でゲネプロに遊びに行かせていただき、同じスタジオオーデュボンファミリーの宮川安利さんと二人、後輩たちで白石加代子さんのゲネ写真を撮らせていただきました。クレジット付きで記事に使っていただいています。大変学びの多い贅沢な時間でした。 https://t.co/58FAsAPrFq

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