“摩訶不思議”という言葉がピッタリ、幻灯劇場の新作「フィストダイバー」幕開け

「幻灯劇場 第11回公演『フィストダイバー』」が、昨日9月13日に京都・THEATRE E9 KYOTOで開幕した。

これは、幻灯劇場にとって「盲年」以来およそ3年ぶりとなるツアー公演。“超鈍感群像劇”と銘打つ新作「フィストダイバー」では、痛みに鈍くなってしまった現代人の、“痛みをとりもどす旅”が描かれる。作・演出を藤井颯太郎、音楽を本城祐哉が手がける。

開幕に際し、藤井は「超鈍感な群像劇が爆誕しました。もう一度、痛みを取り戻すための物語です。常日頃から摩訶不思議な物語を作りたいと思っている私ですが、こんなに“摩訶不思議”という言葉がピッタリな作品を作れて大満足です」と語り、「初日からトリプルコールを頂いたり、評判も良いそうですよ!! 」とアピールした。

出演者には、京都公演に小野桃子、城野佑弥、中尾多福、今井秋菜、布目慶太、鳩川七海、藤井、東京公演に谷風作、村上亮太朗、松本真依、橘カレン、宇留野花、鳩川、藤井が名を連ねた。なお京都公演は、THEATRE E9 KYOTO U30創造支援事業の対象作品となる。

上演時間は約1時間25分。京都公演は9月16日まで。その後、本作は12月27日から29日まで東京・浅草九劇で上演される。