7月11日に東京・東京芸術劇場 プレイハウスにて「
松本は「念願のNODA・MAP作品、しかも13年ぶりの舞台の初日でしたが、今日は不思議なくらい全く緊張しませんでした。もともと本番はとても緊張するタイプではあるのですが、野田さんが一緒にいるからなんとかなるだろうという安心感がありましたし、今さら焦ったところでどうにもならない。ここまでみんなで積み重ねてきたことを精一杯出すしかない、という気持ちでした。野田さんが書いた素晴らしい作品を、どこまで表現できるのか。あと79回しか演じられないので、とにかく1回1回を大事に、心を込めてやっていきたいと思います」とコメント。
長澤は「初日にあまり緊張しないのは初めてだなと思っていたら、途中からすごく緊張してしまいました。とはいえ、みんなで息を合わせて作っていく舞台に、安心感をもって集中して挑めている感覚がありますし、何か起きてもみんなで補い合いながらやれるところも、野田さんの作品の魅力だなと感じています。毎日なかなか同じようにはいかないのですが、自分をコントロールして、芝居をすることをちゃんと楽しめるところまでいけたらなと思います。仲間と息を合わせながら、毎回新鮮な気持ちで二役を演じていきたいです」と真摯に述べる。
永山は「舞台初日の空気感を久しぶりに味わって、NODA・MAPのお芝居に出られてよかったと改めて感じました。稽古で試行錯誤を重ねて、みんなで『これだ』と思えるところまで作ってきたのに、本番にはやっぱりイタズラ好きな演劇の小悪魔がいるものだなと実感した初日でもありました。今日はそのライブ感みたいなものも含めて、お客様に楽しんでいただけたのかなと思いたいですし、舞台は生もので毎日違うということを肝に銘じて、今後もなぞらず新鮮に、楽しく演じていきたいです。体調と一緒に精神面もうまく整えながら、ロンドンの大千穐楽を迎えられたらと思います」と語った。
そして野田は「シンプルなつもりが結構複雑な構造の芝居になっていることに稽古の途中で気が付いて、お客さんはどう反応するだろう?とドキドキしていたんですが、劇場に入ってからは構造がぐんぐんクリアになってきました。それはやっぱり、役者さんとスタッフさんの力。良い初日を迎えられて、みんなの力に本当に感謝しています。実際、横で見ていても、潤には頼もしさを感じましたし、瑛太もまさみちゃんも、通し稽古で言われたことをきっちり調整してきて、すごい役者だなと改めて思いました。お客さんからの笑い声も新鮮で嬉しかったですね。全部で80公演あるといっても、お客さんは毎回違う。明日からも、しっかり届けていかなければと思っています」と意気込みを語った。
上演時間は約2時間18分、東京公演は8月25日まで。本公演はその後、9月5日から11日まで福岡・J:COM北九州芸術劇場 大ホール、19日から10月10日まで大阪・SkyシアターMBS、31日から11月2日までイギリス・Sadler's Wells Theatreで行われる。
NODA・MAP第27回公演「正三角関係」
2024年7月11日(木)〜8月25日(日) ※公演終了
東京都 東京芸術劇場 プレイハウス
2024年9月5日(木)〜11日(水) ※公演終了
福岡県 J:COM北九州芸術劇場 大ホール
2024年9月19日(木)〜10月10日(木) ※公演終了
大阪府 SkyシアターMBS
2024年10月31日(木)〜11月2日(土) ※公演終了
イギリス Sadler's Wells Theatre
スタッフ
作・演出:
出演
※東京・福岡・大阪公演では25歳以下割、高校生割あり。
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