7月に東京と京都で上演される「
本作はアガリスクエンターテイメントの冨坂友が脚本・演出を務めるポリティカルコメディ。劇中では、人気女性県知事の小川すみれ(鈴木)がスキャンダルの火消しに奔走する様子が描かれる。
2018年にアガリスクエンターテイメント「卒業式、実行」を観たという鈴木は「なんておもしろい舞台を作る人がいるんだろうと。本当におこがましいんですが、もっといろんな人にこのおもしろさを観てもらいたいと思いました。そして一緒にやりたいなぁと思ってきた舞台が、今回やっと実現するので、私自身も本当に今楽しみです」と笑顔を見せる。冨坂作品の魅力について「ち密なセリフが非常に計算されていて、かつわかりやすく、おもしろい。たくさんの情報量が見事に整理され、散りばめられた伏線が見事に回収されて。それと登場人物がみんな個性的で、どの人も魅力的でおもしろいんです。そこが素晴らしいなと思いました」と作品の魅力を語る。
今回演じる小川すみれという役については「まじめで理想に燃える、あまり器用ではない人、と私は考えています。社会的な責任も大きくなり、彼女自身も成長もしているんだけれど、成長し切れていない部分でちょっとおっちょこちょいなことになったりする」と分析し、自身との共通点は「正義感は強い方かなと思いますけれども。あまり裏付けがなく、言いっぱなしになるところじゃないでしょうか(笑)」と話す。
また役作りのため東京都の都議会に見学に行き、小池都知事の演説も聞いたという鈴木は「お芝居をする人間が参考にすることは、たたずまいというか、座ったり立ったりなさっていらっしゃる雰囲気、それから、どういう方たちが議場に来ていて、いろいろな役職の方がどんな距離感で接しているのかとか。小池都知事の存在だけに限らず、議会全体の雰囲気が味わえたので、それは舞台に反映できると思います。観てくださるお客様に、議会ってどんなところなんだろうとか、少しでも興味を持っていただけたら、それは私たちの仕事の意義なのかなとは思っています」と語った。
最後に鈴木は「シンプルに約2時間、夢中になって観て、笑っていただける作品に絶対なると思いますので、是非、楽しみに来てください。あと、いろんな伏線が貼ってありますから、2回3回観に来ていただいても、おもしろいと思います」と観客に向けて作品の見どころを語った。
公演は7月5日から16日まで東京・三越劇場、20・21日に京都・京都劇場で行われる。
舞台「逃奔政走-嘘つきは政治家のはじまり?-」
2024年7月5日(金)〜16日(火) ※公演終了
東京都 三越劇場
2024年7月20日(土)・2024年7月21日(日) ※公演終了
京都府 京都劇場
スタッフ
脚本・演出:冨坂友
出演
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【会見レポート】鈴木保奈美が「逃奔政走」の見どころ語る「夢中になって観て、笑っていただける」
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