泊篤志と守田慎之介が作・演出担う、市民とつくる演劇2024キタゲキ劇団幕開け

市民とつくる演劇2024 キタゲキ劇団「もやもや2週間」「やじろべえ。」が本日2月17日に福岡・J:COM北九州芸術劇場 小劇場にて開幕した。

キタゲキ劇団は、J:COM北九州芸術劇場と市民による期間限定劇団。市民とつくる演劇2024「キタゲキ劇団」では、同劇場のローカルディレクターでもある飛ぶ劇場の泊篤志が作・演出を手がけ、教育実習の先生がやって来た2週間に巻き起こる淡い恋模様を描いた「もやもや2週間」、演劇関係いすと校舎の守田慎之介が作・演出を手がけ、赤い自転車に乗って旅に出た恭平を軸にした「やじろべえ。」を2チーム制で上演する。

開幕に際し、泊は「9年前、鹿児島の市民と作り上げた演目を今回、北九州の市民の皆さんと再構築できたことがまず嬉しかったし、我々は平均年齢60歳のチームなんですが、その出演者の年輪も込みでお客さんが楽しんでいる様子が何よりの喜びでした。何歳になっても演劇は始められる、そんなことを証明した舞台になっていたかと思います」とコメント。守田は「『やじろべえ。』は自分の思い出と幼い頃やってみたかった願望を綴った作品で、お客様からも『自分自身の似た体験を思い出し、懐かしい記憶に涙が出た。』と伝えて頂き、教えてもらった体験エピソードがまた面白く、今回の物語がその人の物語に繋がって行く。その様子が僕自身の新しい体験になっています」と述べた。

公演は明日2月18日まで行われる。