坂上泉の「へぼ侍」(文春文庫)をミュージカル化した本作では、没落士族の再興を目指して、西南戦争に志願する“へぼ侍”こと志方錬一郎の姿が描かれる。脚本・演出を戸部和久が担い、錬一郎を翼が演じる。開幕前に行われた囲み取材で、翼は「戸部先生が、それぞれの俳優の当て書きになるように脚本を書いてくださったので、役に対し、より一層共感できるようになりました。1つひとつの感情にさらに彩りを加えて、お客様にいろんな“色”をお見せできるようにしたい」と述べつつ、「個人的には、何者でもなかった17歳の青い男の子が、戦争というものを知り、そこで出会う人たちによって変わっていくさまを、皆様の心に届くような表現で演じることができればと思っております」と思いを語った。
上演時間は約2時間35分で、大阪公演は1月22日まで。このあと本作は、2月1日から4日まで東京・博品館劇場でも行われる。なお、明日1月19日公演ではZAIKOにてライブ配信が行われる。
OSK日本歌劇団「へぼ侍~西南戦争物語~」
2024年1月18日(木)~22日(月)
大阪府 扇町ミュージアムキューブ CUBE01
2024年2月1日(木)~4日(日)
東京都 博品館劇場
原作:坂上泉「へぼ侍」(文春文庫)
脚本・演出:戸部和久
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OSK日本歌劇団「へぼ侍」開幕に主演・翼和希「お客様にいろんな“色”をお見せしたい」 https://t.co/BsSwztbSmq