平田オリザが30年ぶり演出「転校生」開幕、但馬の中高生と作れたことを「誇りに思います」

たじま児童劇団の第3回公演「転校生」が、昨日1月6日に兵庫・江原河畔劇場で開幕した。

2021年に発足したたじま児童劇団は、江原河畔劇場を拠点に活動する団体。講師を務める平田オリザと青年団の劇団員のもと、中高生たちが演劇ワークショップや創作活動に取り組んでいる。

「転校生」は、1994年に初演された平田の代表作の1つ。とある高校に「朝起きたらこの学校の生徒になっていた」と言う転校生が現れて……。本公演では、平田が同作を自らリライトし、演出も担当。中高生たちと共に、“21世紀版”を立ち上げる。平田は「30年ぶりに自分で演出をして『転校生』という戯曲のポテンシャルを再発見しています。但馬の中高生とこの作品を創れたことを誇りに思います」とコメントした。

上演時間は約1時間で、公演は明日1月8日まで行われる。