“何でもできる”浜中文一と“元気”な室龍太が100周年の大阪松竹座で挑む「わが街、道頓堀」

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12月16日に大阪・大阪松竹座で初日を迎える、大阪松竹座開場100周年記念「わが街、道頓堀~OSAKA1970~」の合同取材が昨日11月14日に行われ、浜中文一室龍太が出席した。

左から浜中文一、室龍太。

左から浜中文一、室龍太。

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「わが街、道頓堀~OSAKA1970~」はわかぎゑふが劇作、G2が演出を手がける作品で、大阪松竹座の開場100周年記念公演のラストを飾るもの。大阪万博を控える1970年の道頓堀を舞台に、東京都出身の記者・藤井和也(浜中)と“何でも屋の健ちゃん”こと村井健太郎(室)、衣裳デザイナーを夢見る波多野葉子(綺咲愛里)を中心にしたハートフルコメディが展開する。

いよいよ始まる稽古を前に、大阪府出身の浜中は「関西弁を話す方が多く、“ザ・大阪”という座組みなんです。皆さんと楽しくお稽古できたら」と語り、室は「気負わず、自分らしさを出して楽しみたい」と笑顔を見せる。また、脚本について「人情味があって、松竹さんらしい作品」と室。「最後のほうに成り行きで(浜中と)漫才をするシーンがあるのですが、そこをどう面白くできるか。台本上のセリフはあるのですが、作られた展開ではないというか……何て言えば良いんだろう!?」と気持ちを言葉にできないでいると、浜中が「練習を重ねた漫才師ではなく、時事ネタを盛り込んで、即席で作っていく掛け合いが、漫才のようにうまく持っていけるようにしたいということ?」とフォロー。さらに、脚本の良さを「難しくないところ。シンプルに目の前で起こることを観て、楽しんでもらって、あとで深く考えていただければ」と話した。

役者としてのお互いの印象について聞かれると、浜中は「元気」ときっぱり。室は「文一くんは、何でもできる。どんな役でも自分らしさを自然に織り込んで演じている姿にいつも『すごいな』と思います」と言い、「ぶっ飛んでたり、面白かったりする役が多いので、今回の真面目な新聞記者役で文一くんのまた違う一面を観られるのではと思っています」と浜中に熱い視線を投げかけた。

大阪松竹座の舞台には何度も立って来た2人。劇場の魅力を2人は「語りきれない」としながらも、室は「畳の楽屋が落ち着く」と言い、皆で畳に寝っ転がって虫に刺されたエピソードを披露。浜中は「我が家のようにすべてのフロアを把握している劇場は、ほかにありません。屋上には神様がいて、お化けもいて、誰もいない階でエレベーターが止まったりする……楽しいことだらけ。観客が帰って、僕らも帰る頃にまだ街がにぎやかなのも寂しくないですし。にぎやかな作品にできるよう、僕らもがんばりたいと思います」と語った。

公演は12月16日から25日まで松竹座にて。

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大阪松竹座開場100周年記念「わが街、道頓堀~OSAKA1970~」

2023年12月16日(土)~25日(月)
大阪府 大阪松竹座

作:わかぎゑふ
演出:G2
出演:浜中文一室龍太 / 綺咲愛里 / オレノグラフィティ、笑福亭銀瓶 / 藤田功次郎、小椋あずき、林田一高、稲岡良純、中山慎悟、福冨タカラ、うえだひろし、木内義一、甲斐正法 / 加藤虎ノ介、みやなおこ

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(c)松竹

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