舞台「オッドタクシー」開幕、乃木坂46伊藤理々杏「お客さんと1つになって楽しめたら」

舞台「オッドタクシー金剛石（ダイヤモンド）は傷つかない」が本日11月8日に東京・シアター1010で開幕。これに先駆け同日昼にゲネプロ取材会が実施され、伊藤理々杏（乃木坂46）、佐藤璃果（乃木坂46）、田口愛佳（AKB48）、行天優莉奈（AKB48）が意気込みを語った。

これは、2021年に放送されたテレビアニメ「オッドタクシー」を原作に、今年1・2月に初演された舞台化作品。劇中では、原作テレビアニメの劇中に登場する4人組アイドルグループ・ミステリーキッスが結成されるまでの前日譚が展開する。再演となる今回はミステリーキッスメンバーのキャストが一新され、二階堂ルイ役を伊藤、和田垣さくら役を佐藤、市村しほ役を田口、三矢ユキ役を行天が演じる。なお本編終了後には、ミステリーキッスの楽曲を4人で披露するスペシャルミニライブが開催される。

伊藤は「無事に初日の幕が開くことが、すごくうれしいです。やっぱり初日ならではの緊張感がありますが、今回は本編に加えてミニライブもあるので、お客さんと1つになって楽しめたら良いなと思います」とあいさつする。佐藤は「私も緊張していますが、この舞台の面白さや、楽しさ、シリアスなところが伝わって、皆さんに良い感情をお届けできたらと思います。稽古期間でカンパニーの皆さんのことが大好きになったので、仲の良さやみんなが大切だという気持ちもお届けできたらと思います」と語る。

田口は「私自身はメインキャストで舞台に出演させていただくのが初めてなので、すごく緊張しています。稽古期間でこの3人と信じられないくらい仲良くなったのですが、仲が良いキャラではないので、それが出ないようにがんばりつつも、カンパニーの温かさやこの物語の良さが伝わればと思います」とコメント。行天は「現役アイドルがアイドルを演じる、不思議で楽しみな舞台です。舞台でなかなかペンライトを振ることはないと思いますが、ミニライブでは皆さんに振っていただいて、ライブを盛り上げてくだされば」と呼びかけ、「初日ということで緊張していますが、誰1人欠けることなく千秋楽までみんなで走り抜けられたら」と意気込んだ。

取材会では、自身が演じるキャラクターについて4人が語る場面も。伊藤は、自身が演じる二階堂ルイについて「すごく負けず嫌いで気が強い役」と分析し、「ルイちゃんまではいかないけれど、自分自身も負けず嫌いなところがあるし、アイドルに対しての熱意は同じものを持っているなと思いながら役作りしました」と明かす。三矢役の行天は「三矢さんは何でもできてしまう人ですが、私自身は市村しほちゃんに一番近い。私はネガティブで自信がないタイプなので、今回は自分とは反対の役を演じます」と説明。その市村を演じる田口は「私は自分に近いキャラはいないかな。『やばっ』というのが市村の口ぐせなので、共通点はそれくらい」と苦笑いを浮かべた。和田垣役の佐藤は「さくらちゃんは明るくて、アイドルになりたいという気持ちが強い子。私もアイドルになりたくてオーディションを受けていたので、その気持ちはよくわかります。ただ、明るくて元気というところは違うので、がんばって演じたい」と言葉に力を込めた。

上演時間はミニライブ含め約2時間。東京公演は11月12日まで行われ、その後本作は、25・26日に神奈川・海老名市文化会館 大ホールで上演される。なお12日12:00開演回と17:00開演回、26日14:00開演回では映像配信が実施される。詳細は公式サイトで確認しよう。