灰色だったコロナ禍の先に…城山羊の会新作は「萎れた花の弁明」

城山羊の会「萎れた花の弁明」が12月8日から17日まで、東京・三鷹市芸術文化センター 星のホールにて上演される。

これは、2022年の「温暖化の秋」以来約1年ぶりとなる城山羊の会の新作。本作のチラシ裏に、作・演出を手がける山内ケンジは「コロナ禍の3年もの間、私たちの季節は不安、不確か、曖昧、疑念、動揺といった言葉に埋め尽くされていました。色で言えばずうっと灰色でありました。先日、今回のキャストの数人に、『灰色の後は何色に染まりたいですか？』と質問したところ、ブルー、白、赤などの答えの中に、ピンクと答えたIさん（中年♂）がいました。私は、『白じゃないの？トンネルを抜けると雪国みたいな』と聞くと、『いや、白はちょっと恥ずかしいですね。私はピンクでありたい』と答えました」とコメントを寄せている。

出演者は岩谷健司、村上穂乃佳、朝比奈竜生、岡部ひろき、石黒麻衣、J.K.Goodman、原田麻由、岡部たかし。チケットの一般前売りは10月20日10:00にスタートする。