iaku「モモンバのくくり罠」母娘演じる枝元萌&祷キララが並ぶビジュアル

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iakuの新作「モモンバのくくり罠」のビジュアルがお披露目された。

iaku「モモンバのくくり罠」ビジュアル

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このたびお披露目されたのは、原始的な生活を貫き、周囲から“モモンバ”と呼ばれる母を演じる枝元萌、そしてその娘役の祷キララが並び、視線を投げかけているビジュアル。2人の顔には、鳥と鹿が重なっている。

併せて、作・演出を手がける横山拓也のコメントが到着。横山は「本作はiakuとして2年ぶりの新作公演です。親が選択した自給自足のライフスタイルの中に育ち、知らず知らずのうちに考え方や思想まで染められてしまった娘の、自立後の生活(人生、運命)を見つめ、寄り添う現代劇です」と述べ、また「ふと、親子間のすれ違いをテーマにした作品を何度もつくっていることに気づき、不思議に感じています。親であり、子でもあった私自身が、人生の折り返しを過ぎた今、一体何にこだわっているのか、作劇を通して探し出すことが出来たらとも思っています」と意気込みを述べた。

「モモンバのくくり罠」には、枝元と祷のほか、緒方晋橋爪未萠里、八頭司悠友、永滝元太郎が出演。公演は11月24日から12月3日まで東京・シアタートラム、8日から10日まで大阪・ABCホールにて。チケットの販売は9月23日10:00にスタート。横山の全文コメントは以下の通り。

横山拓也コメント

横山拓也

横山拓也[拡大]

本作はiakuとして2年ぶりの新作公演です。親が選択した自給自足のライフスタイルの中に育ち、知らず知らずのうちに考え方や思想まで染められてしまった娘の、自立後の生活(人生、運命)を見つめ、寄り添う現代劇です。2022年は旧統一教会の「祝福二世」の問題が取り沙汰されました。しかし、ニュースにはならない、親からの締め付けによる苦悩を抱えている人はたくさんいます。親側にも正義があり、信念があって、立場が変われば見え方や感じ方は変わります。ですが、圧倒的に受け身の環境からスタートする子の側に、ハンディキャップはあります。そういう子どもたちは、自身の過去や、親をどのように見つめることができるのか、そして自立心や自尊心を獲得するためには何が必要なのか。逆に、親はどうやって子どもの人格を認めるのか。シビアな問題ですが、ユーモアのある関西弁の会話と、謎を追いかける構成、視覚的にも楽しめる山の暮らしを描写しながら、「家族価値」と子の生き方の関係に迫るドラマを創作します。

こうやって言語化してみて、ふと、親子間のすれ違いをテーマにした作品を何度もつくっていることに気づき、不思議に感じています。親であり、子でもあった私自身が、人生の折り返しを過ぎた今、一体何にこだわっているのか、作劇を通して探し出すことが出来たらとも思っています。

この記事の画像(全3件)

iaku「モモンバのくくり罠」

2023年11月24日(金)~12月3日(日)
東京都 シアタートラム

2023年12月8日(金)~10日(日)
大阪府 ABCホール

作・演出:横山拓也
出演:枝元萌祷キララ緒方晋橋爪未萠里、八頭司悠友、永滝元太郎

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