ナイロン100℃「Don't freak out」「百年の秘密」がTV初放送、衛星劇場でKERA6作品

ナイロン100℃の舞台作品「Don't freak out」「百年の秘密」が、衛星劇場でテレビ初放送される。

9月30日に放送される「Don't freak out」は、今年上演されたナイロン100℃結成30周年記念公演の第1弾。松永玲子と村岡希美がW主演を務めた同作は、ナイロン100℃の東京のザ・スズナリで行われた26年ぶりの本公演となり、松本まりか、尾上寛之、岩谷健司、入江雅人らが出演した。劇中では大正か昭和初期の頃に、脳病院を営む天房家の住込み女中として働く姉妹の姿が描かれる。

また、9月16日には結成25周年記念の第1弾として2018年に上演されたナイロン100°C 45th SESSION「百年の秘密」が放送される。東日本大震災の翌2012年に初演された本作は、ケラリーノ・サンドロヴィッチ（KERA）が人の生と死を見つめて描いたクロニクル作品で、第26回読売演劇大賞最優秀作品賞に輝いた。劇中では、ある伝説を持つ楡の木を中心に建てられた館に暮らすベイカー家の物語が展開する。犬山イヌコ、峯村リエ、萩原聖人、泉澤祐希、伊藤梨沙子、山西惇らが出演した。

なお、今回のテレビ初放送を記念して、9月2日、9日、10日、23日にはKERAが手がけた舞台作品が放送される。KERAは「ナイロン100℃でここ5年間に上演された3作と、素晴らしい演出家達が蘇らせてくれた1993年～2004年の拙作3作がオンエアされます。計6作を眺めると、とても同じ作家が書いたとは思えぬバラバラな作風に我ながら唖然としながらも、よく観てもらえば同様の『筆跡』が、きっと感じとれるはず。ぜひ、よく観て頂きたい。よろしくお願い」とコメントを寄せた。こちらも併せてチェックしよう。