作家ミハイル・ブルガーコフとスターリンの関係描く、劇団印象の新作「犬と独裁者」開幕

劇団印象-indian elephant- 20周年記念 第30回公演「犬と独裁者」が、昨日7月21日に東京・駅前劇場にて開幕した。

鈴木アツトが作・演出を手がける本作は、1938年のモスクワを舞台にした新作。作家のミハイル・ブルガーコフは、モスクワ芸術座からスターリンの評伝劇を創作するように依頼されるが……。ブルガーコフ役に玉置祐也、エレーナ・ブルガーコワ役に佐乃美千子、リュボフィ・ベロゼルスカヤ役に金井由妃、ウラジーミル・ドミートリエフ役に二條正士、ソソ役に武田知久、ワルワーラ・マルコワ役に矢代朝子がキャスティングされている。

開幕に際し、鈴木は「ソビエト連邦時代のモスクワを舞台に、『詩』というモチーフを使って、作家ミハイル・ブルガーコフと独裁者スターリンの関係を描きました。スターリン体制という抑圧された状況の中で、必死に『今日』を生きようとした、ブルガーコフとその仲間たちの姿をご覧ください！」とコメントした。

上演時間は約2時間5分。公演は7月30日まで。