「夜能」9月公演朗読に安元洋貴、主従と親子の物語「鳥追」を読む

「夜能～語り部たちの夜～『鳥追』」が9月と11月に東京・宝生能楽堂で上演される。

「夜能」は、1つの演目を朗読と能で楽しめるシリーズ。今回は、主従と親子の物語を紡ぐ能「鳥追」をテーマに、朗読パートでは長田育恵が脚本を書き下ろす。朗読を務めるのは、「夜能」には2019年の「邯鄲」以来2度目の出演となる安元洋貴だ。訴訟のため、10年余り在京している九州日暮の里の領主、日暮殿。家人・左近の尉は、主人である日暮殿の妻子に対し、「下人の仕事である“鳥追”をしなければ家を追い出す」と脅す。しかし、妻子に鳥を追わせているところに、日暮殿が帰ってきて……。

「夜能～語り部たちの夜～『鳥追』」は9月23日と11月25日に上演。9月公演では能「鳥追」のシテを山内崇生が勤めるほか、子方で内藤瑞駿が出演する。9月公演のチケット一般販売は、7月15日10:00にスタート。なお、11月公演のシテを土屋周子が勤める。