阿久津京介の“ひとりぼっち創作ユニット”もあダむ、旗揚げ公演「バター、トースト、ジャム」

もあダむ旗揚げ公演「バター、トースト、ジャム」が、8月3日から8日まで東京・王子小劇場で上演される。

もあダむは、俳優の阿久津京介が2021年に旗揚げした“ひとりぼっち創作ユニット”。主宰の阿久津が作・演出を手がける新作「バター、トースト、ジャム」では、孤独をテーマにした群像劇が描かれる。出演者には朝倉真琴、卯ノ原圭吾、越前屋由隆、大岩世奈、関口蒼、東宮綾音、春山椋が名を連ねた。

上演に際し、阿久津は「『孤独』というテーマの中でもがく登場人物たちの姿はきっと、みなさんの心に残るものになると信じています」と観客に呼びかけた。

阿久津京介コメント

突然ですが、みなさんに友達はいますか。何人いますか。親友は、いますか。

恋人はいますか。家族は、大切な人は、いますか。

そして今、何を考えていますか。

思えば、ぼくたちの生活は随分便利になりました。遠くにいるあの人とも、いつでも繋がることができます。それなのに、漠然とした不安を抱えていたり、どこか満たされない感覚があるのは、ぼくだけでしょうか。

この文章は、パソコンで書いています。

時刻は午前2時。残念なことに、2分後に大げさな荷物を背負った君は来ませんが、

それでも、生きています。

言いたいことを飲み込んで、自分に嘘をついて

間違えないように、間違えないように

曖昧に、確かに、明日はきっといい日になる、なんて、信じながら。

そんな想いを、ぎゅっと込めた作品です。

「孤独」というテーマの中でもがく登場人物たちの姿はきっと、みなさんの心に残るものになると信じています。