阿久津京介・もあダむの孤独がテーマの群像劇「バター、トースト、ジャム」開幕

もあダむ旗揚げ公演「バター、トースト、ジャム」が、去る8月3日に東京・王子小劇場で開幕した。

もあダむは、俳優の阿久津京介が2021年に旗揚げした“ひとりぼっち創作ユニット”。主宰の阿久津が作・演出を手がける新作「バター、トースト、ジャム」では、孤独をテーマにした群像劇が描かれる。出演者には朝倉真琴、卯ノ原圭吾、越前屋由隆、大岩世奈、関口蒼、東宮綾音、春山椋が名を連ねた。

開幕に際しナオ役の春山は「もがいたり嬉しくなったり、傷つけたり救われたり。全てをひっくるめて、あ～～人間！と愛おしくなる作品です。誰もがどこかに共感を覚えるはず。ずしっと見応えがありますが、設定は日常に近く、笑いもあり見やすい群像劇です！」とコメント。タロウ役の卯ノ原は「人の感情ってとっても難しいです」「この作品に出てくる人物の誰に感情移入するかによって、別のキャラクターへの感じ方が変わってくると思います。社会でもそう。だから難しい。ぜひ僕らの人生を覗きにきてください」とコメントした。

上演時間は2時間10分の予定。公演は8月8日まで行われる。

春山椋コメント

もがいたり嬉しくなったり、傷つけたり救われたり。全てをひっくるめて、あ～～人間！と愛おしくなる作品です。

誰もがどこかに共感を覚えるはず。

ずしっと見応えがありますが、設定は日常に近く、笑いもあり見やすい群像劇です！

「もあダむ」の第一歩。

今後とも続いていく団体だと思いますが「旗揚げ公演」が観られるのは今回だけ！

ここはどうなるんだろう…？というシーンも、阿久津さんの中にはしっかり道があって、それをみんなで共有して色がついていく過程がとても楽しかったです。

細部までこだわり抜いたこの世界を、是非覗きに来てください。

王子小劇場にてお待ちしております！

卯ノ原圭吾コメント

人の感情ってとっても難しいです。

好きなのに嫌い、知って欲しいのにわかってほしくない、辛いのに頑張っている。相反する二つがいくつもいくつも共存しあって生きています。その葛藤が人間味、って言われるものなのかなって。

この作品に出てくる人物の誰に感情移入するかによって、別のキャラクターへの感じ方が変わってくると思います。

社会でもそう。だから難しい。

ぜひ僕らの人生を覗きにきてください。