篠原聖一によるDANCE for Life最新公演、出演者に小野絢子・吉本真由美ら

「DANCE for Life 2023 篠原聖一 バレエ・リサイタル」が、8月27日に東京・東京芸術劇場 プレイハウスで開催される。

これは、篠原聖一が芸術監督・代表として、2001年に始動したDANCE for Lifeの第14回。本公演では、篠原が振付・演出を担う4作品が上演される。1995年に初演された「クリスタル」には、吉本真由美、奥田花純、奥村康祐、北村真理子、澤田知里、渡辺幸、小野麗花、吉田まい、中村彩子、渡辺麻友、土佐林理子、松尾詩織、井上暖深、伊藤舞、中平羽南、堤彩衣、オーム・ソフィア、宮川智羽が出演。昨年初演されたトリオ作品「Leave it to the flow.」には、浅田良和、荒井英之、檜山和久が登場する。

そして、篠原がチャールズ・チャップリンの平和への思いに共感し、ライフワークとして創作・上演を重ねる“チャーリーシリーズ”の新作「Charlie」では、篠原のほか、金子優、大長亜希子、藤島光太らが踊る。2012年初演の「Les Saisons」の出演者には、小野絢子、吉本、奥田、北村、奥村、浅田、檜山、藤島が名を連ねた。

篠原の公演に向けたコメントは以下の通り。

篠原聖一コメント

2001年からDANCE for Lifeは始まり、バレエのジャンルを越えて多様なダンサーたちに出演していただき、多くのメッセージを発信してきました。時が変わっていくとしても人間の本質は変わらない。生まれた喜びを感じ、命のかぎりを知り、生きる喜びを知り、人と触れ合う幸福を知り、苦悩も、痛みもあらゆるものを感じて時の流れの中に身を沈めている。その中で対話することが地球を平和にすることだと思っています。私達は身体的対話を使い、様々な感情を共有して穏やかな世界を創るために、観客に向けて人間というものを表現してゆきたいと思っています。そのためにも、一歩前進するために対話をして創造者としての使命を果たしてゆきたいと思っています。