騒げ！早乙女太一率いる劇団朱雀「祭宴」、思い出の地で熱量高くスタート「ぜひこの祭りにご参加を」

劇団朱雀公演「祭宴」が本日5月19日に開幕。それに先駆け、昨日18日にゲネプロが公開された。

「祭宴」は劇団朱雀の二代目座長・早乙女太一が総合プロデュース・演出を手がける舞台。劇団朱雀は2015年に一度解散し、2019年に復活、2020年には大衆演劇の劇場・ぎふ葵劇場の“幕引き公演”を担った。今回の「祭宴」は2015年に解散公演を行った、東京・かめありリリオホールで開を開ける。

公演は、第1部に早乙女太一による女方の舞踊ショー、第2部に日替わり芝居、第3部に全出演者による舞踊ショーの3部構成となる。女方の舞踊ショーでは早乙女太一が爪の先まで意識が行き届いた舞、妖艶なまなざし、華麗な扇さばきなどで、女方の色気を匂い立たせる。

第2部の日替わり芝居には9演目が用意されており、ゲネプロでは中島かずき脚本の「桜吹雪八百八町」が上演された。“化け桜”と呼ばれる樹齢100年以上の桜の木の精が見える、遊び人の金さんこと北町奉行の遠山左衛門尉が、江戸の悪を裁く様子が描かれる。早乙女友貴は恨み死んでいった男の血を吸い、闇に転じる“化け桜”の変化を巧みに演じ、存在感を発揮。早乙女太一は遊び人の親しみやすさと奉行の頼もしさを両立させ、正義感あふれる遠山左衛門尉を魅力的に表現した。2人が刀を交える殺陣シーンも見どころだ。第3部では出演者全員がステージ上に集結。観る者の心をつかむ怒涛の“宴”を繰り広げる。

本作は日替わりで上演内容が異なるため、上演時間は最長で休憩ありの3時間20分を予定。公演は5月31日までで、その後、6月7日から11日まで大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA TTホール、16日から18日まで福岡・キャナルシティ劇場、24・25日に沖縄のアイム・ユニバース てだこホール 大ホールでも上演される。なお、5月26・27日公演に須賀健太、27日公演に川原正嗣、6月17・18日公演に喜矢武豊の参加が決定した。また、5月27日18:00開演回が日テレプラス ドラマ・アニメ・音楽ライブで生放送される。

早乙女太一コメント

見どころについて

伝統から今に繋がる、数々の娯楽の要素を詰め込みました。

イチオシの場面は？

一部の女形での舞踊は、新たな花魁の世界を作りました。

観客へメッセージ

劇団朱雀でしか作れない舞台が出来上がったと思っております。

ぜひこの祭りにご参加ください。