東京夜光の新作は、2023年から1944年を思う「fragment」

東京夜光「fragment」が9月8日から18日まで、東京・吉祥寺シアターにて上演される。

東京夜光は、下北沢演劇祭の若手支援企画「下北ウェーブ2018」に川名幸宏が選出されたことを機に結成された団体。昨年上演した「悪魔と永遠」で東京・本多劇場に初進出した。今回は吉祥寺シアターにて、新作を上演する。

2023年に生きる三十代の俳優と女優は、“1944年、B29東京空襲の最初の標的になったその場所”で、当時の人々に思いをはせる……。

上演に向けて川名幸宏は「昨年、本多劇場での公演を終えて、『劇団ってなんだろう』とふと思い始めました。この国で、“劇団”という言葉がちょっとレトロに響く、2023年の今、劇団だからこそつくれる作品があるんじゃないか。頼もしいキャストの皆様にお集まりいただいて、ゆっくり、じっくり、『fragment』をつくっていきます」とコメントした。

出演者には劇団員の丸山港都、草野峻平、笹本志穂のほか、柿喰う客の永田紗茅、もあダむの阿久津京介、劇団4ドル50セントの堀口紗奈、劇団青年座の角田萌果、東京タンバリンの田中博士、都倉有加、ししどともこ、中山麻聖が名を連ねている。

※2023年9月7日追記：9月8日から10日までの公演は複数の公演関係者に体調不良が認められたため、中止になりました。