東京夜光「fragment」開幕に川名幸宏「ようやく、ようやく幕が開きました」

劇団東京夜光「fragment」が、9月12日に東京・吉祥寺シアターで開幕した。

東京夜光は、下北沢演劇祭の若手支援企画「下北ウェーブ2018」に川名幸宏が選出されたことを機に結成された団体。「fragment」は9月8日に開幕予定だったが、公演関係者に体調不良が認められたため開幕が延期になっていた。上演に向け、川名は「『今、戦争が起こったら、俳優はどう生きるのか』1944年、B29東京空襲の最初の標的になったその場所を舞台にして、物語を紡ぎました。巨大なテーマに息が詰まりそうになりながらも、粛々と向き合って稽古を重ね、体調不良による中止を経て、ようやく、ようやく幕が開きました。たくさんの方の思いの“破片”が集まり、劇場で輝いています。キャスト、スタッフの皆様に感謝です。ぜひ、劇場へいらしてください」と思いを述べた。

出演者には、劇団員の丸山港都、草野峻平、笹本志穂のほか、柿喰う客の永田紗茅、もあダむの阿久津京介、劇団4ドル50セントの堀口紗奈、劇団青年座の角田萌果、東京タンバリンの田中博士、都倉有加、ししどともこ、中山麻聖が名を連ねた。公演は9月18日まで。

※9月8日から10日までの公演は中止になりました。