舞台「キングダム」ライブ配信決定に三浦宏規・高野洸「カメラアングルにも注目」

舞台「キングダム」のライブ配信が決定した。

配信されるのは、公演最終日となる5月11日に北海道・札幌文化芸術劇場 hitaruで行われる2公演。本編とカーテンコールが配信され、配信前にはミニメイキング映像が特典映像として公開される。13:00開演回には信役で三浦宏規、嬴政 / 漂役で牧島輝、河了貂役で華優希、楊端和役で梅澤美波（乃木坂46）、紫夏役で石川由依が登場し、18:00開演回には信役で高野洸、嬴政 / 漂役で小関裕太、河了貂役で川島海荷、楊端和役で美弥るりか、紫夏役で朴ろ美が出演。配信媒体はuP!!!とTELASAで、アーカイブ視聴は5月18日23:59まで。視聴料は税込5500円。

配信決定に際し、三浦は「圧倒的運動量である殺陣のシーンでは、カメラの寄り引きによってわかる細やかな表情や、目の動き、息遣いが感じられ、何台ものカメラでの映像で、照明やセットのすばらしさもライブならではのお楽しみ方が出来ると思います。またメイキング映像も配信されます。どんな姿が映っているのか、楽しみな気持ちと少々不安な気持ちもありますが、ぜひ舞台裏の“リアル”を感じていただき、より本編を楽しんでいただけたら」、高野は「このロングラン公演を統一する瞬間がどなたでも観られるようになりました！ 溢れんばかりの熱気はお客さんと共に日に日に増しています。既にご観劇の方も必ず違った感覚で観ていただけます。カメラアングルにも注目です」とコメント。

小関は「とくに、映像だからこそ切り抜かれる『表情』や『目線』は注目していただきたいです。例えば客席からだと目が合っているように見えていたけれど実は目が合っていないところもあると思います。シーンによっては、目が合っているといないでは解釈が変わることもあるので、ぜひ考察いただきたい」、牧島は「この作品も大きな生き物のように変化していっていると思います。千穐楽にどんな『キングダム』になっているのか僕も楽しみです。ぜひ皆様に見届けて欲しいなと思います」とそれぞれ思いを述べた。

また王騎役の山口祐一郎は「舞台『キングダム』打っ千切り（ぶっちぎり）。遥か2200年の時空を超え、信が、政が、あなたの元に飛翔する。兵馬俑の士卒が押し寄せる。なぜ、2023年5月11日なのか。なぜ、今なのか。この3年3カ月、中止・延期に堪えマグマを蓄えた演劇人たち。帝国劇場で産声をあげて4カ月。コロナ禍公演中止が一度もない、これは稀有なことです。劇場は社会の映し鏡。この新しい時代の幕開きを皆様と共に祝えることを心より願っております。王騎」と語った。

「キングダム」は、2006年から「週刊ヤングジャンプ」（集英社）で連載されている原泰久のマンガ。同作はテレビアニメ化されているほか、実写映画「キングダム」「キングダム2 遥かなる大地へ」が制作された。舞台版では脚本を藤沢文翁、演出を山田和也が担当。劇中では、春秋戦国時代の中国を舞台に、戦災孤児の少年・信と、のちの始皇帝となる若き王・嬴政が、史上初の中華統一を目指す物語が展開する。すでに東京、大阪公演は終了しており、去る4月2日に福岡・博多座公演が開幕。福岡公演は27日までで、そのあと札幌文化芸術劇場 hitaru公演が5月6日から11日まで行われる。