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映画シリーズ第2弾となる本作では、現代を舞台に、歴史修正主義者が放った時間遡行軍に刀剣男士たちが立ち向かう物語が展開する。出演者には、三日月宗近役の
鈴木は本作の見どころを「神通力を使って現代に起きる支障を乗り越えていくという、映画オリジナルの設定です。暗い部屋で複数ショットを撮影したのですが、採用されたのが今からやるこちらです」と述べ、同時中継が行われている全国234の映画館の観客に向け、カメラを通じて「圧し切る!」と渾身のウインクを披露した。
荒牧は、三日月宗近と山姥切国広と山姥切長義の三つどもえのアクションシーンの撮影を振り返り、「監督から『互いに近い距離で殺陣をしてほしい』と要望があり、カメラマンも至近距離で撮影していましたが、我々は衣裳にからまりやすいものが付いている3振りなのでなかなか大変でした」と明かす。耶雲が「布は本当にやっかいでしたが、『こうやって』と伝えるとパッと演じてくれるので、(彼らは)本当に布のプロです」と称賛すると、荒牧は「そうですね。もう布とは長いお付き合いになりました」と返答した。
「まさかギャルと共に出陣するとは思わなかった(笑)」と話す和田は、本作のポイントを“4Dバス”と表現し、「(MX4D・4DX上映では)高速バスに乗っているシーンで揺れたり、桜の匂いを感じたりするらしいです。酔わない人はぜひ、酔う人も酔い止めを飲みながら一緒にがんばりましょう」と観客に呼びかける。「実際に4Dバス(MX4D・4DX上映での鑑賞)をすでに体験できているのはこの中で僕だけ」と言う耶雲は、「ちゃんとバスのエンジンの振動と路面の揺れを再現しておきました。アクション好きな方々はもちろん、“バスファン”の方々の要望にも応えられているはず」とアピールした。
小道具の細かなデザインについての話題も。梅津は「長義の手の動きがすごい。僕はロボットの関節とか好きなんですけど、長義の鎧の手は自由に動かせるんですよ」とギミックの精巧さに興奮した様子を見せ、定本は「刀の造形に注目してもらえたら。例えば、骨喰の刀には龍の彫り物があります。それぞれ細かいところまで作り込まれているので、寄りのシーンでよく観ていただけると楽しいはず」と語った。
撮影前のエピソードや撮影秘話も語られた。初参戦の佐藤は「今回の髭切は極なので(うまくないといけないので)すが、刀を使ったアクションは初めてでこれはマズいぞ……と。家の近くの大きな公園で目立たないように夜中にひたすら練習していました。最初は1日に100本振っていたんですが、風のうわさで本田礼生くんが1000本振ってると聞き、そこから1000本振るようにした」と打ち明ける。同じく初参戦の山本は、「(兄弟役を演じる佐藤とは)クランクインの前に、2人で2時間くらい散歩しながら仲を深めました」と振り返った。
小西は「足元の悪い森の中でのアクションに苦労しました。映画では特に、時間遡行軍の“ヌメっと感”に注目してほしい」と笑顔。本田は「地面がぬかるんでいても、一期らしくどんなときでも“ロイヤル”を意識していました」と言う。さらに「移動中、拡樹さんとマッキーさん(荒牧)と席が近かったのですが、心の中で『この2人と一緒に、3人でしゃべってる!』とファン目線でめちゃめちゃテンションが上がっていました。幸せでした」と興奮した口調で話すと、鈴木と荒牧は驚いた反応を見せた。
玉城は小烏丸の髪型に触れ、「ワイヤーアクションに差し支えない程度に長めの髪にしようとしたのですが、撮影当初はやはり距離感がつかめず。最初は山での撮影だったので仮設トイレを使うのですが、トイレから出るときに(ウィッグが)引っかかって……1人で5分くらい、もがいてました」と赤裸々に話し、会場は爆笑の渦に包まれた。
最後に鈴木が「これからたくさんの方に観ていただけると思い、高揚しております。本作は人と刀剣男士が近い距離で登場するので、刀剣男士を近くに感じてもらえると思います」、耶雲が「本作は、キャスト・スタッフ皆で『とにかく面白く作ろう』と強い思いを共有して作った作品です。鑑賞いただいた皆さんの作品への思いを日本中に広めていただき、まさに『黎明』という名前通り、明日を明るくできたらと思います。よろしくお願いいたします!」と述べ、初日舞台挨拶を締めくくった。
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小烏丸のウィッグが進化してる気がする😂 https://t.co/1PnnxDAhe0