「女の一生」が本日10月18日に東京・新橋演舞場で開幕。それに先がけて昨日17日に初日前会見が行われた。
「女の一生」は、1945年に森本薫が文学座に書き下ろし、杉村春子の主演で人気を博した作品。孤独な少女だったけいが、拾われた家の長男の妻として奮闘する様が描かれる。今回は、2020年に上演された
会見には大竹、高橋、段田、風間が登壇。大竹は「2年前はコロナ禍で、客席を半分にしての上演でした。その中でも、来てくださるお客様に向け必死に舞台に立っていたことを思い出します。今回は半数ではなく、たくさんのお客様に観ていただけることがとてもうれしいです」と上演の喜びを語る。記者から「演出家としての段田さんは?」と問われると「前々から役者同士での共演も多かったのですが、芝居が大好きでして、細かく演出してくれるので楽しいです。人へのダメ出しを聞いてるときも、なるほど、と勉強になることも多くて。あとは諦めないところが良いです」と段田への信頼を語った。
段田は「演出面は、基本的に2年前とほぼ変わっておりませんが、長女、次女、けいの娘の出演者が変わりましたので、新たな一面が見られると思います」と見どころを述べ、さらに「前回から変わったことを1つ忘れていました。高橋克実が2年前より腕をあげました。今回ぜひご注目いただけたらと思います」と加え、会場を沸かせた。
高橋は「60歳を超えましたので、どの現場でも上の方なのですが、この現場では先輩ばかりのため、身の引き締まる思いで稽古をしております。明日の初日よりがんばります」と意気込みを述べ、風間は「『女の一生』とは縁が深く、2009 年・2011年の新派公演にも出演いたしました。そして2年前、大竹さん主演で公演できましたことをうれしく思っております。コロナ禍やウクライナの戦争など、苦しい世の中ではありますが、そんな中でも力強く生きていく、希望を忘れない女性の人生、そして男性の人生でもある作品です。いろいろなメッセージを込めて一生懸命演じます」と思いを語った。
東京公演は10月23日まで。本公演はそのあと27日から11月8日まで京都・南座、18日から30日まで福岡・博多座にて上演される。
「女の一生」
2022年10月18日(火)~23日(日)
東京都 新橋演舞場
2022年10月27日(木)~11月8日(火)
京都府 南座
2022年11月18日(金)~30日(水)
福岡県 博多座
作:森本薫
補綴:
演出:
出演
布引けい:
堤栄二:
堤伸太郎:段田安則
堤総子:
堤ふみ:
堤知栄:
野村精三:
堤しず:
堤章介:
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