内田春菊の“落語的芝居”「ひとりでできるもん!」をうずめ劇場が上演

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うずめ劇場 第38回公演「ひとりでできるもん!」が10月12日から16日まで東京・シアター風姿花伝にて上演される。

うずめ劇場 第38回公演「ひとりでできるもん!」チラシ表

うずめ劇場 第38回公演「ひとりでできるもん!」チラシ表

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本作は、内田春菊が落語をテーマに書き下ろした演劇作品。演出をうずめ劇場の主宰でドイツ人演出家のペーター・ゲスナーが手がける。

両親を亡くし施設で育った花野蜜子は、落語女子大に進学し、落語家を目指す。蜜子の同級生である今野はやみは、人気落語家の蜂沼亭刺す次と結婚し、2人も落語の世界に身を置くことに。そんなある日、蜜子は落語の登場人物になりきったまま戻れなくなってしまい……。

上演に向けてゲスナーは「内田春菊の作品は、フェミニズムの前衛芸術である。この新作は、形式的にも内容的にも、落語の芸風を踏襲しているが、13人の登場人物を一役でもやれる体裁の戯曲に仕上がっている。時間は1時間強で、落語の演目と同じである。優れた点は、落語家が多様な人物を一人で演じるように、主人公自体が複数の人格を持つキャラクターデザインになっている点だ。また、演者の歴史や落語の内容と現在を織り交ぜているのも秀逸である。日本の古い伝統を現代の観客にどう伝えるかという困難さを考えるなら、内田春菊はこの新作で優れた作品を生み出すことに成功したように思える」とコメントした。

出演者には後藤まなみ、松尾容子、荒牧大道、三明真実、木林優太、長谷川亜弓、ステファン・トール、吉田拓哉、住友優子、オオタスセリ、宇野雷蔵らのほか、ゲスナーと内田も名を連ねている。上演時間は1時間20分の予定。また各回ゲストを交えたアフタートーク、アフターライブが行われる。

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うずめ劇場 第38回公演「ひとりでできるもん!」

2022年10月12日(水)~16日(日)
東京都 シアター風姿花伝

作:内田春菊
演出:ペーター・ゲスナー
出演:後藤まなみ、松尾容子、荒牧大道、三明真実、木林優太、長谷川亜弓、ステファン・トール(特別出演)、吉田拓哉、住友優子、オオタスセリ、ペーター・ゲスナー、宇野雷蔵、内田春菊(特別出演) ほか

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