ミュージカル「シンデレラストーリー」が本日9月6日に東京・日本青年館ホールで開幕する。それに先駆け、昨日5日に公開ゲネプロと取材会が行われた。
ミュージカル「シンデレラストーリー」は、鴻上尚史の脚本、武部聡志の音楽、斉藤由貴の作詞で2003年に初演、2005年に再演された作品。今回は、演出をウォーリー木下が担当し、シンデレラ役で
加藤は「緊張とワクワクがあるんですが、気難しいことをすべて忘れられるくらい華やかな世界観になっています。早く皆様にお届けしたいなという気持ちでいっぱいです」、水嶋は「梨里香さんが(リハーサルを)やっているのを観て、全部が組み合わさったらこんなに華やかになるんだ!ということがわかりました。私も早く観たいですし、皆さんにも観てほしい」とコメント。
義母・ベラドンナ役の佐藤は「自分が継母役とは驚きました。演劇をやってきてこんなに幸せなことはないです。今回は、状況に前向きに歩いていくシンデレラの姿が描かれているのですが、ベラドンナ一家はそれに対しても何度も何度も“やってやろう”とする。一緒に生きている空間になっていると思います」と語った。
一方、開幕を前に「びっくりするほど緊張していなくて。笑いと感動に包まれるステージ上から、皆さんの反応を楽しめたら」と余裕を見せるのは、王子・チャールズ役の大野。ベラドンナにいじめられるシンデレラについて言及し、「『シンデレラかわいそう!』と泣きそうになるんですが、だからこそ『あの王子様と結ばれて良かったね』と思ってもらえるように素敵に演じたい……そう思ったら、ちょっと緊張してきました」と苦笑いする。
また、本作でミュージカルに初挑戦する魔法使い役のアンミカは、「50歳の新人です。皆さんのリハーサルを観て、毎日盗ませていただいています」と言い、「閉塞感のある世の中だったり、揚げ足を取り合うようなことがあったり、いろいろありますが、人間って悪い者もヤキモチ焼きも含めて、おちゃめ。登場人物を愛することができて、笑いに昇華できて、『人生ってええな』って思ってもらえるミュージカルです。私も皆さんの心に、希望と明るさの魔法をかけさせてもらいます」とビッグスマイル。その様子に加藤は、「アンミカさんはものすごいハッピーオーラを持っているので、シンデレラも勇気を出すことができるし、『自分を信じなさい』と言われると、すごくパワーになる」と太鼓判を押した。
「自分が抱えているものがどれくらい大きくて、大事で、プレッシャーのあるものなのかということが、徐々にわかってきました」と話すのは、初舞台で初主演を務める水嶋。本作の作詞を自身の実母・斉藤が手がけたことについて聞かれると、「『自分を信じなさい』や『どんなに無力なときも』という歌詞のときに、背後に母が見えるようになってきて、重みを感じるようになりました」と告白する。斉藤からのアドバイスは「『歯茎を隠しなさい』って(笑)。顔的なアドバイスが多いかもしれない。ありがたいです」と明かし、場を笑いで包んだ。
最後に加藤が「この秋、最高にハッピーになれる作品になっていると思いますので、ぜひ皆さん、劇場に足をお運びください」とメッセージを送ると、登壇者が口々に「待ってまーす!」と呼びかけ、会見は終了した。
上演時間は休憩ありの約2時間50分。公演は9月19日まで東京・日本青年館ホール、24・25日に愛知・東海市芸術劇場 大ホール、10月1・2日に福岡・キャナルシティ劇場、7日から10日まで大阪・梅田芸術劇場 メインホールにて行われる。
ミュージカル「シンデレラストーリー」
2022年9月6日(火)~19日(月・祝)
東京都 日本青年館ホール
2022年9月24日(土)・25日(日)
愛知県 東海市芸術劇場 大ホール
2022年10月1日(土)・2日(日)
福岡県 キャナルシティ劇場
2022年10月7日(金)~10日(月・祝)
大阪府 梅田芸術劇場 メインホール
作:鴻上尚史
音楽:武部聡志
作詞:斉藤由貴
演出:ウォーリー木下
キャスト
シンデレラ:
王子・チャールズ:
義母・ベラドンナ:
廷臣・ピエール:入野自由
義姉・オードリー:ゆいP(おかずクラブ)
義妹・ジェシカ:まりゑ
ミスターマウチュ:川原一馬
チュウ太郎:和田泰右
チュウ1:Homer
チュウ2:夏目卓実
安福毅、棚橋麗音、神里優希、中野太一 / 花陽みく、吉田繭、田之上もも / 大澤えりな、小倉優佳、森本さくら
王妃・ガードルート:彩吹真央
王様:吉野圭吾
魔法使い:アンミカ
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