彼らを留めるものとは？下鴨車窓のレパートリー「透明な山羊」が東京・長崎・福岡で上演

下鴨車窓「透明な山羊」が9・10月に東京・長崎・福岡で上演される。

田辺剛が脚本・演出を務める「透明な山羊」は、昨年初演された下鴨車窓のレパートリー作品。本作は今後、数年にわたって各地を巡演する。

物語の舞台は、主を失った山小屋。そこに主人とさまざまな因縁を持っていた人々が集まる。空っぽになった場所で、しがらみから解放されたはずの彼らを留めるものとは何なのか。劇中では、家族や国家など、さまざまな場所にいる“父”や“父的な何か”をテーマに、“現代”が描き出される。

出演者にはニットキャップシアターの西村貴治、ブルーエゴナクの野村明里、努力クラブの佐々木峻一、岡田菜見が顔をそろえ、声の出演で中出禎彦が参加する。公演は9月30日から10月2日まで東京・こまばアゴラ劇場、15・16日に長崎・アトリエPentA、18・19日に福岡・枝光本町商店街アイアンシアターにて。