これは、くちびるの会にとって約3年ぶりとなる長編新作公演。劇中では、脚本家の息子と、突然“象”になってしまった父の関係が描かれる。
上演に向け、山本は「今回は、くちびるの会にいつも出演してくれているメンバーに加え、象になった父役として、劇団猫のホテルの中村まことさんをお呼びしました。僕自身、どんな化学反応が起こるのか今からとてもわくわくしています。面白そうだ!と思ったら、ぜひ、こまばアゴラ劇場へお越しくださいませ」と述べる。
中村は「今回の作品を創作するにあたって初めて山本タカさんにお会いしたのですが、まったく接点のなかった方とは思えない位、自分との共通項が多くてびっくりしました。それは影響を受けた舞台や今でも心に残っている台詞であったり、創作に対する自信や不安であったり。生い立ちや家族、親族に纏わる悩みや葛藤であったり。四半世紀の年齢差があるとは思えません。私が未だに青いのかな? タカさんが長けてるのかな? これはっきりさせようと思っています」とコメントした。
山本タカ コメント
「老獣のおたけび」は、くちびるの会としては約3年ぶり、そして第7弾となる新作長編公演です。本作は、「親子関係」、特に「父子関係」に焦点を当てた演劇作品です。
とはいえ、堅苦しいものではありません。
ある日突然、故郷で暮らす父が「象」になってしまう物語です。
「象」になった父自身はもとより、息子たちはとても困ってしまいます。
「象」がいるなんて、ご近所さんに知られたら、大ごとになってしまいます。でも家族だけで「象」の面倒を見ることなんて、現実問題としてできるのか。息子たちにも、それぞれの生活があります。田舎特有の緊密なご近所付き合いも、息子たちの悩みの種。
そして確かに父だったはずの「象」は、次第に「象」そのものになっていきます。
息子たちは、葛藤します。
果たして、父を、いや、「象」をどうするべきなのだろうか?
どうでしょう。こんな感じのあらすじです。
今回は、くちびるの会にいつも出演してくれているメンバーに加え、象になった父役として、劇団猫のホテルの中村まことさんをお呼びしました。僕自身、どんな化学反応が起こるのか今からとてもわくわくしています。
面白そうだ!と思ったら、ぜひ、こまばアゴラ劇場へお越しくださいませ。
中村まこと コメント
今回の作品を創作するにあたって初めて山本タカさんにお会いしたのですが、まったく接点のなかった方とは思えない位、自分との共通項が多くてびっくりしました。それは影響を受けた舞台や今でも心に残っている台詞であったり、創作に対する自信や不安であったり。生い立ちや家族、親族に纏わる悩みや葛藤であったり。四半世紀の年齢差があるとは思えません。
私が未だに青いのかな? タカさんが長けてるのかな?
これはっきりさせようと思っています。
法水/norimizu/노리미즈🍉 @norimizu
くちびるの会『老獣のおたけび』。このツイートに書いてある通り、面白かったです。中村まことさん、見事でした。息子役の薄平広樹さんもよかった。しかし2022年にもなって穂積(現・瑞穂市)の地名を聞くことになろうとは。笑 https://t.co/sCXkkLRBdC