エムキチビート「追想・地獄変」主演の米原幸佑「夏、五感を揺さぶる芝居を届けます」

劇団エムキチビート15周年記念公演「追想・地獄変」が、7月16日から24日まで東京・すみだパークシアター倉で上演される。

これは、元吉庸泰が2015年に自身のユニットPUBLIC∴GARDEN!で上演した「芥川龍之介 地獄変」を、元吉自らリライトと演出の変更を加え、エムキチビートで上演するもの。主演を米原幸佑が務め、このほかの出演者には高柳明音、石渡真修、鷲尾修斗、野口真緒、富田麻帆、三上俊、板倉光隆、若宮亮、福井将太、大沼優記が名を連ねた。

2015年上演版と、2020年に行われた本作のリーディング公演にも出演した米原は「夏、五感を揺さぶる芝居を届けますのでぜひ劇場で。あの痛い程張り詰めた空気感を味わいに来てください。お待ちしております」とコメントした。

米原幸佑コメント

この度エムキチビートさんの15周年公演で、過去PUBLIC∴GARDEN!で上演した「芥川龍之介 地獄変」が「追想・地獄変」になって蘇ります。

当時は29歳か30歳で演じた役を、芥川先生が亡くなった年齢とほぼ同じ歳で改めて演じることに何かしらの運命を感じています。きっと稽古から地獄のよう日々が続き、何やら水がどーたらこーたらとまた恐ろしい演出プランの噂を耳にしたので心して取りかかろうと思います。演劇はある種、孤独との戦いでもありますが、今回新たに集まってくださったキャストさんやスタッフさんに精神的に寄りかかれる部分は存分に寄り掛かろうと思います。命を落とす前の芥川龍之介がそうしたように。

夏、五感を揺さぶる芝居を届けますのでぜひ劇場で。あの痛い程張り詰めた空気感を味わいに来てください。お待ちしております。