ミュージカル「モダン・ミリー」の製作発表記者会見が、本日5月10日に東京都内で行われた。
本作は、1967年の映画「
舞台は1920年代のニューヨーク。ミリー(
会見には演出・翻訳の
朝夏は2020年の稽古を「皆さんそれぞれに笑いを追求していて。私もコケ方や、椅子からの転げ落ち方を真剣に香さんにご相談しました(笑)」と振り返り、「公演中止からの2年間でいろいろな作品に携わったので、成長できていたら良いなと」と目を輝かせる。また朝夏は作品の見どころを「タップダンスのシーンすべて」と紹介し、「面白くて楽しいキャストの皆さんと再びご一緒できるのが本当に楽しみ」と期待を口にした。
中河内は公演中止となったあとも本作の楽曲を聴くことで「心が救われていた」と言う。また中河内は、アクの強いキャラクターたちの中で、自身が演じるジミーだけは「癖がない」と分析し、「廣瀬くんが演じるグレイドンなんて特に様子がおかしい!(笑) 僕は真面目な役ですが、彼からインスピレーションを受けてコメディ要素を取り入れたい」とコメントした。
実咲は「この作品をまたやれると聞き、まず『キャストの皆さんは同じですか?』とお尋ねしました。皆さんとまた会えて本当にうれしい」と笑顔。宝塚歌劇宙組でコンビを組んでいた朝夏の友人役を演じることについて、実咲は「私は宝塚で、朝夏さんの相手役でした。手の出し方ひとつとっても当時とは違うので、その違いを新鮮に感じながらお稽古していました。今回も気を引き締めてお稽古に取り組みます!」と意気込んだ。
共演者が2年前の思い出話を披露する中、廣瀬は「僕は前回の記憶がまったくない。台本を読んでも思い出せない」と打ち明ける。記者から「おすすめのシーンは?」と質問されると、廣瀬は「マサくん(中河内)演じるジミーが、ミス・フラナリー(入絵加奈子)の肘をほめるところが、確か大好きでした(笑)」とコメントし、「この作品をお客様と共有できる日が来ることを強く願っています」と語った。
保坂は「温かく明るい作品だったという感覚が残っている」と前回の稽古を振り返る。報道陣からオススメのシーンを尋ねられると、ミリーとジミーが窓の外で歌うシーンを挙げて、「2人の純粋なラブストーリーを応援したい気持ちになります」と話し、「私もけっこう前回のお稽古を忘れているので(笑)、新たな気持ちで取り組めそう。新しい『モダン・ミリー』を届けたい」と抱負を述べた。
一路は「忘れてしまった人もいるようですが、朝夏さんのタップダンスや廣瀬くんの不思議な役作り、保坂さんのかわいらしい歩き方などを鮮明に覚えています」と笑い交じりに述べ、「出演者の私たちが自らハードルをめちゃくちゃ上げていますが(笑)、本当に面白い舞台です! コメディですので、マスクの下で『オホホ』と笑ってもらえたらうれしいです。よろしくお願いします」とメッセージを送った。
公演は9月7日から26日まで東京・シアタークリエ、10月1・2日に大阪・新歌舞伎座にて。東京公演チケットの一般前売は6月25日に開始される。
ミュージカル「モダン・ミリー」
2022年9月7日(水)~26日(月)
東京都 シアタークリエ
2022年10月1日(土)・2日(日)
大阪府 新歌舞伎座
脚本:リチャード・モリス、ディック・スキャンラン
新音楽:ジニーン・テソーリ
新歌詞:ディック・スキャンラン
原作 / ユニバーサル・ピクチャーズ同名映画脚本:リチャード・モリス
演出・翻訳:
キャスト
ミリー・ディルモント:
ジミー・スミス:
ミス・ドロシー・ブラウン:
トレヴァー・グレイドン:
マジー・ヴァン・ホスミア:
ミセス・ミアーズ:
ミス・フラナリー:入絵加奈子
バン・フー:安倍康律
チン・ホー:小野健斗
工藤広夢、砂塚健斗、高木裕和、堀部佑介、丸山泰右、大月さゆ、小林由佳、島田彩、高橋千佳、花岡麻里名、吉田萌美
※高橋千佳の「高」ははしご高が正式表記。
※2022年9月13日追記:9月10日から12日までの公演は新型コロナウイルスの影響で中止になりました。また14日から当面の間、安倍康律に代わって丸山泰右がバン・フー役を務めます。
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