ミュージカル「犬との約束」開幕に、主演の織山尚大「ダニエルを見失っては発見する日々」

織山尚大（少年忍者 / ジャニーズJr.）が初主演を務めるミュージカル「犬との約束」が昨日4月15日に、東京・よみうり大手町ホールで幕を開けた。初日公演に先駆け、マスコミ向けの公開ゲネプロが行われた。

ミュージカル「犬との約束」は、2017年に初演されたミュージカル「魔女の宅急便」のクリエイター陣が手がける新作。1869年にアメリカで起きたオールドドラム裁判を題材に、犬を愛する貧しい家庭の青年が地元の権力者に立ち向かう様子を描く。脚本・演出・振付を岸本功喜が手がける。

主人公・ダニエルを演じる織山は、「『本当にいい作品だから、絶対に幕を開けたい』と、演出・脚本・振付の岸本さんに話していたので、ここまで来ることができて嬉しいです」と開幕の喜びを語り、「ダニエルを見失っては発見するという日々を繰り返しながら、いまでは完全にダニエルと重なって声を出すことが出来ていると自分の中では思っています」と手応えも。「ダニエルが成長するお話でもありますが、人や犬のぬくもりを通じて、互いを思う大切さを考えるきっかけにしてもらえたら嬉しいです」と呼びかけた。

上演時間は休憩ありの約2時間30分で、公演は4月24日まで。その後、29日から5月4日まで大阪・松下IMPホールでも上演される。

織山尚大（少年忍者 / ジャニーズJr.）コメント

「本当にいい作品だから、絶対に幕を開けたい」と、演出・脚本・振付の岸本さんに話していたので、ここまで来ることができて嬉しいです。僕が演じるダニエルとお母さんのメアリー、そして愛犬・ラムの関係が愛おしくて、稽古序盤で涙が出てしまいました。そこからダニエルを見失っては発見するという日々を繰り返しながら、いまでは完全にダニエルと重なって声を出すことが出来ていると自分の中では思っています。今回、お客さまがラムとしてずっとダニエルを見守ってくれるという、他の舞台とは少し違った視点になっているので、登場するキャラクターの様々な心境に触れて、いろんな感情を抱きながら観てほしいですね。この「犬との約束」は、もともと人が持っている相手を思いやる気持ちや、見返りを求めない愛の大切さに気づくような、疲れた心を原点に戻してくれる作品。もちろん背中を押してくれるし、ダニエルが成長するお話でもありますが、人や犬のぬくもりを通じて、互いを思う大切さを考えるきっかけにしてもらえたら嬉しいです。