劇作家・吉永仁郎が92歳で死去、最後の作品は劇団民藝「どん底―1947・東京―」

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劇作家・吉永仁郎が、3月12日に東京都内の自宅でALS(筋萎縮性側索硬化症)のため死去した。92歳だった。

吉永仁郎

吉永仁郎

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これは、本日22日、吉永の作品を多く上演した劇団民藝が発表したもの。葬儀は19日に家族のみで執り行われた。

吉永は1929年生まれ。1951年に早稲田大学、1954年に舞台芸術学院講習科を卒業。1955年より3年間、虹の会で作品を執筆したあとに、一度演劇から離れる。1974年に劇団東演に「勤皇やくざ瓦版」を執筆。以後、劇作家としての活動を再開し、民藝、文学座、俳優座、蟬の会などに戯曲を多数書き下ろした。昨年民藝が上演した「どん底―1947・東京―」が吉永の最後の作品となる。吉永の作品は今後、7・8月に民藝で「新・正午浅草 荷風小伝」、12月に加藤健一事務所で「夏の盛りの蟬のように」が上演される。

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