童話作家と青年の純愛描く、霧矢大夢・多和田任益ら出演「薔薇と海賊」開幕

unrato「薔薇と海賊」が、昨日3月4日に東京・東京芸術劇場 シアターウエストで開幕した。

三島由紀夫作「薔薇と海賊」は、童話作家と、自分を童話の登場人物だと思い込んでいる青年の純愛を描いた物語。童話作家の楓阿里子は、娘の千恵子に自分の童話の登場人物であるニッケル姫の扮装をさせて暮らしていた。ある日、楓家に、自分を童話の主人公・ユーカリ少年だと信じている青年・松山帝一がやって来て……。

本作では、大河内直子が三島作品の演出に初挑戦する。出演者には、阿里子役の霧矢大夢、帝一役の多和田任益、千恵子役の田村芽実に加え、須賀貴匡、鈴木裕樹、大石継太、飯田邦博、羽子田洋子、篠原初実、松平春香、藤山すみれ、田之上桃慧が名を連ねた。

東京公演は13日まで行われ、その後、25・26日に大阪・茨木市市民総合センター クリエイトセンターで上演される。また10日18:00開演回は、PIA LIVE STREAMとStreaming+でライブ配信される。