「四月は君の嘘」に向けて気合い十分！小関裕太「この作品を通して青春を送り直せたら」

ミュージカル「四月は君の嘘」に出演する小関裕太の会見が、2月25日に大阪で実施された。

脚本を坂口理子、作詞・作曲をフランク・ワイルドホーン、訳詞・演出を上田一豪が手がける本作は、新川直司のマンガ「四月は君の嘘」を原作としたミュージカル。2020年に上演される予定だったが、新型コロナウイルスの影響で中止に。今回の公演は、5月から7月にかけて東京・日生劇場のほか、群馬・愛知・兵庫・富山・福岡で行われる。キャストには、有馬公生役の小関と木村達成、宮園かをり役の生田絵梨花、澤部椿役の唯月ふうか、渡亮太役の水田航生と寺西拓人らが名を連ねた。

小関は「2020年に中止になった時点でアニメを2周して観ていたぐらい、作中に出てくる言葉や音楽に自分自身も感動した作品なので、中止と聞いたときは本当にショックで絶望的な気持ちでした。当時はこのミュージカルを成功させることを生きがいにしていたので、『自分は何のためにがんばってきたのかな？』と生きている意味まで考えてしまうぐらい喪失感が大きかったです」と当時を振り返る。

自身が演じる役どころについて、小関は「有馬くんの演奏がきっかけで音楽を始める子がいたり、その背中を追いかけ続ける子がいたり、同世代の子供たちに影響を与えた人物なのにピアノを辞めてしまう。だからこそ、その影響を受けた子たちは成長して、『有馬くんと同じ舞台で闘いたい！ 有馬くんの演奏をもう一度聴きたい！』という思いが強くなるんですが、パフォーマンスだけにとどまらず、彼の生き様を含めて周りから求められるというのは役者として憧れるし、うらやましいなと感じます」と率直な気持ちを述べる。また、宮園かをり役を務める生田の話題になると、「すごく魅力的な方で、何より歌がすごい。説得力のある歌を歌われる」と絶賛した。

最後に小関は「この作品はクラシックの世界が舞台で、コンサートのシーンもあります。そういう場面ではマンガやアニメ、映画では伝えきれなかった“緊張感”が伝わるのではないかなと思います。会場は実際に普段はコンサートでも使われているようなホールで、まさに目の前でコンサートが行われているように見えるので、生っぽさを感じてもらえたら！」と作品の魅力をアピールしつつ、「学生時代から仕事の現場にいることが多くて、同級生たちより青春の経験が少ないという自覚がありますので、この作品を通して青春を送り直せたら良いなと思います（笑）！」と笑顔で語り、会見を締めくくった。