本作は、イギリスの作家チャールズ・ディケンズの小説「クリスマス・キャロル」を原作とするミュージカル。劇中では19世紀半ばのイギリス・ロンドンを舞台にした物語が描かれる。クリスマスイブの夜、ケチでいじわるな金貸しのスクルージのもとに、亡くなったかつての親友・マーレーの亡霊とクリスマスの精霊たちが現れ……。
市村は、日本初演の1994年以来、タイトルロールのスクルージ役を演じてきた。上演に向け、市村は「また『スクルージ』の世界のキャラクターとお会いできるのは楽しみです。特にクラチット一家に会うのをとても楽しみにしています」とコメント。演出を担当する
市村正親コメント
チャールズ・ディケンズの代表的な作品といえば「クリスマス・キャロル」「オリバー・ツイスト」です。今月まで「オリバー!」でフェイギンを演じていました。その「オリバー!」を経て、「スクルージ」に戻れるということは非常に光栄ですし、「スクルージ」としてますます人生観をたっぷりと、彼の生き様を出せるのかなと思うと今からワクワクしています。
また「スクルージ」の世界のキャラクターとお会いできるのは楽しみです。特にクラチット一家に会うのをとても楽しみにしています。
井上尊晶コメント
市村スクルージが日生劇場に帰ってきます。
前回公演の2019年から3年。
その間、世界は変わってしまいました。未だコロナは終息していません。この2年でコロナで亡くなられた方、コロナでなくても亡くなられた方との別れは、いつもと違う想像以上の悲しみに包まれたと思います。どんなに辛い事だったでしょう。死は誰にでも訪れます。しかし死者はいなくなったわけではない。生きている人々の記憶に必ず存在しているはずです。
原作は1843年にチャールズ・ディケンズによって書かれた不朽の名作「クリスマス・キャロル」。この物語はクリスマスの夜、「死者」と出会い「死」と向き合う事で人生を見つめ直し奇跡が起きます。
舞台も一瞬の一夜の儚いものですが、観た人の記憶に永遠に残るものです。
この「スクルージ」を、この時代に、気持ちを新たに、市村正親さんと共に作りたいと思っています。
そして観客の皆さん、一緒に奇跡を起こしましょう。
劇場でお待ちしています。
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のんちゃん @kamikilittledj
市村さんのスクルージ☺︎
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