「東京の一日」開幕、作・演出の宮崎玲奈「ここではないどこかに向かう人たちのお話」

青年団若手自主企画 vol.88 宮崎企画「東京の一日」が、昨日12月16日に東京・アトリエ春風舎で開幕した。

これは、青年団演出部 / ムニの宮崎玲奈が作・演出を手がける新作。ムニの公式サイトには「東京の一日。住んでいる人、やってきた人、深夜のコンビニ、渋谷、部屋、それぞれの場所、若者たちに等しく訪れる朝と夜。数年でも数百年でも数億年でもある一日の話」と、本作のあらすじがつづられている。

開幕に際し、宮崎は「9人の人物が、たしかに、そこにいる / いた、ということが、ぶわっと立ち上がってくるような作品となりました。ここではないどこかに向かう人たちのお話でありながら、同時に9人の現象です。歪んでいる世界の方が現実なのか、それとも劇場を出た後の世界の方が現実なのか、ぜひ目撃していただけたらと思います」とコメント。出演者には宮崎のほか、立蔵葉子、石渡愛、黒澤多生、南風盛もえ、伊藤拓、黒澤優美、藤家矢麻刀、渡邉結衣が名を連ねた。

上演時間は約1時間20分。公演は26日まで。